
試合前、入場ゲートで東日本大震災の被災者支援のため募金活動をする王球団会長
王貞治球団会長が20日、東日本大震災の被災地支援に乗り出した。ヤフードームでのオープン戦の試合前に行われた募金呼びかけ活動に飛び入り参加。ホークスとヤクルトの選手会がファンに義援金を呼びかけるものだったが、王球団会長も急きょ駆けつけた。募金はチャリティーイベントが開催された1時間だけで395万8168円、合計で541万6373円が集まった。
王球団会長「被災地のみなさんの力になれないか、(ファンの)みなさんの気持ちが伝わってきた。選手の思いも届けられたらいいなと思う。」
地震当日は東京都内の自宅にいて、揺れを感じたという。大きな被害はなかったが、被災者へ可能な限りのサポートは惜しまない。台湾から前夜帰国したばかりだが、疲れもみせず、募金箱を手に1時間立ち続けた。この日だけでなく、復興後も支援策を検討していくつもりだ
王球団会長「これからアクセスとかが直れば、今できないこともできる。精神的なもの、物質的なもの、どういう形がみなさんの励ましになるのか、その都度変わってくるし、その都度思うことをやれればいい。1回だけじゃなく、継続してできることが一番。」
台湾滞在中にはチャリティーイベントに接し「台湾で地震があったときに日本が支援したが、それを忘れていなかった」。王球団会長が今後も被災者支援の行動を起こしていく。