大歓声がシャワーのように降り注ぐ。内川聖一選手はそれを全身に浴び、大きくバンザイをして応えるとさらに声は大きくなった。

4月20日（水）のイーグルス戦（北九州）で内川選手が移籍後初のお立ち台に立ちました。第1打席では1死二塁から先制点のお膳立てをするライト前ヒット。そして4回の第2打席。1点差に詰め寄られた直後の場面で、勝利をぐっと引き寄せる2ランホームランを左翼席に叩き込みました。

「打ったのはストレート。この球場は相性がいいというか…何か僕に打たせてくれるような雰囲気があるんですよね。ちょっとベンチの空気が重たくなりかけていたので良かったです」

ベースを1周してベンチに戻ってくると、チームメイトからの祝福はもちろん"あごタッチ"です。「みんなにそうやってイジられてるんで（笑）。でも、受け入れられている証拠。ホントに嬉しかったです」と満面の笑みを浮かべました。

球場との相性については【直前】情報でも触れたとおりです。お立ち台では「北九州大好きです」と声を上げ、一段と大きな歓声と拍手を浴びていました。

また、「あまり知られていないけど」と前置きし、「じつは、僕も小学生の頃にホークスのファンクラブに入っていました」と明かし、「ファンの皆さんも一緒に戦っていきましょう」と気勢を上げました。

「次はヤフードームでもお立ち台に立ちたいですね！」

ヒットマンの呼び声通り、打率.371と好調をキープ。ますますの活躍が楽しみです。