5回1失点と好投した岩崎投手

初回に先制打を放ったカブレラ選手

2回、2点タイムリーを放った川崎選手

悲願のCS突破へ――ホークスの主力クラスの選手たちと一軍首脳陣が10月25日（火）より宮崎県内で行われている「みやざきフェニックスリーグ」に参戦しています。主な目的は実戦感覚を失わないこと。圧倒的な強さを見せたパ・リーグレギュラーシーズンの力をそのまま発揮するための大事な実戦調整の場になります。秋山幸二監督は宮崎へ出発する前のヤフードームでの練習で、CSに向けて「シーズン中にやってきたことをそのままぶつけていくだけ。短期決戦は勢いが大事になる。勢いよくスタートをできるように考えていき、（フェニックスリーグでは）試合の中で（本番に入っていく形を）作り上げていい形でCSに臨みたい」と話しました。

25日（火）はイーグルス戦（ひむかスタジアム）。ベストメンバーで臨んだホークス打線が序盤から攻勢に出ます。初回に1死一、二塁のチャンスを作ると4番・カブレラ選手がライトオーバーの強烈な2点適時打を放って先制。さらに2回にも1死満塁で1番・川崎宗則選手が2点タイムリー。3回には5番・松田宣浩選手が特大のソロ本塁打を放ちました。

カブレラ選手は足の状態を見ながらの出場のため1打席のみで交代しましたが、「バットスピードは良い。足の状態は一歩ずつ良くなっているので、11月3日（木・祝）の初戦に100％に持っていきたい」と話しました。また、一発を放った松田選手今季フルイニング出場の疲れも見せずに9回まで出場。本塁打を含む3安打と快音を響かせました。「調子はいい感じで維持できています。フェニックスリーグでも毎日必死にプレーをして、CSへの準備をしたい」と意欲的なコメントを残しました。

先発マウンドに上がったのは岩崎翔投手。5回1失点の好投にも、「点を取られた5回は先頭の四球がいけない。短期決戦では致命的になる。CSで投げたいという強い気持ちがあるのでしっかりと反省して修正したい」と気を引き締めていました。また、3番手の吉川輝昭投手が2回パーフェクトときっちりアピールしました。

試合は中盤に逆転を許して5対8で敗戦でした。