小久保裕紀選手の通算2000安打と通算2000試合出場の表彰式が、7月14日（土）のマリーンズ戦（ヤフードーム）の試合前に行われました。

小久保選手は6月24日（日）のファイターズ戦で通算2000安打を、同28日（木）のバファローズ戦で通算2000試合出場を達成しました。表彰式の前には小久保選手の軌跡を振り返るVTRがホークスビジョンに流されました。1994年4月10日のプロ初安打や2002年9月27日の通算1000本安打などの節目の記録をはじめ、99年8月に記録したチーム1イニング2満塁本塁打（秋山幸二選手＝当時、小久保選手）や2001年のシーズン44本塁打など印象的なシーンも映し出されると、スタンドからは当時を懐かしむ声や歓声が聞かれました。その後、NPBの加藤良三コミッショナーから記念のメダルと盾が渡されました。

また、通算2000安打により日本プロ野球名球会入りを果たしたことを称え、名球会理事長も務める王貞治球団会長から、会員の証であるグリーンジャケットが手渡され、王会長の手を借りながら小久保選手が袖に手を通しました。

王会長は「大学卒の選手で、さらにいろいろな苦難を乗り越えての2000本ですから、本当に素晴らしいこと。我々もその道を通ってきましたが、彼の気持ちを思うと自分のことのように嬉しく思います。また、お母様が一番喜ばれているんじゃないかなとも思います」と小久保選手の栄誉を称えました。また、今後への期待として「これからも1打席1打席を大切にし、さらにどん欲になってやってほしい。彼のそのような姿にみんなが感動をする。思い切ってバットを振ってほしいですね」と話しました。