コモエスタス、トドビエン！

こちらに来てはや2週間が経とうとしていますが、まだ試合が始まっていないこの「カリブ海便り」を見直しまして、寝る間もビーチでの日焼けも惜しんで、大好きなお酒（ラム＆コーク）とおつまみを絶ち、部屋を真っ暗にして正座をし、ろうそくの灯り1つで集中して・・・（って、もうええかっ！（笑））、と猛スピードで書き上げております。　

開幕まで1週間ほど準備期間があったのは、時差ボケもあったのでコンディションを上げるために良かったものの、少し落ち着かない日々でもありましたね。
やっぱり、早く試合がしたい！早くこちらの野球に触れたい！という思いが、選手たちにも湧き出ていたように思います。

さて、ついに「開幕」を迎えることになりましたが、やっぱりいつものようにこちらでは「名前」の洗礼を受けました。
一昨年の「KURANO-SAN」（登録名）を超えるものはありませんでしたが（笑）、『ニホ』は名前が『Akiro』で、『カヤマ』は『Kamaya』と、『ケイジ』は間違いではないけど愛称で『KG』（これは気に入った（笑））になってしまってました・・・（笑）。
日本人の名前の発音は難しいようですね。
それでは本題の「開幕」について、それぞれの選手のお話をしましょう！

2012年シーズン開幕戦なんと4番に座ったのは、『ケイジ』でした！
周りのパワー溢れる打者がゴロゴロといる中で、監督直々の4番指名は本人も僕も驚きました。
長打よりも打点を期待したいという説明で、何とか気持ちは保てたようですが・・・（笑）。
その『ケイジ』は、相手投手に４回までノーヒットに抑えられている中での、監督の期待に応える今季の「チーム初ヒット」、そして「チーム初盗塁」、「チーム初得点」をマークし、試合は敗れはしましたが存在感を示す活躍でスタートしました。

開幕２戦目に登場の『ニホ』は、約3時間の車での移動後の先発ということや慣れない環境、慣れない配球、また調子が悪い日など悪い部分が全て重なってしまい、3回持たずのKOという悔しい結果でのスタートです。

そしてトリでの登場は、開幕第3戦の『カヤマ』。
本拠地開幕戦ということや、開幕2連敗中、前日の3三振が響き!?この日スタメンを外されることになった『ケイジ』や2日続けて日本人投手で負けるわけにはいかないなど、様々なプレッシャーを僕からも受け（あえてプレッシャーを掛ける手法（笑））、マウンドに上がることとなりました。
そのプレッシャーからか!?少し立ち上がりは不安定で2失点する嫌な流れも、自ら踏ん張り6回途中まで投げ切ることが出来ました。
勝ち投手の権利を持っての降板も後続の投手が打たれ惜しくも初勝利は逃したものの、チームの「今季初勝利」に大きく貢献するスタートとなりました。

このようなスタートを切った3人、早くも数々の「洗礼」を受け、この武者修行の過酷さ、難しさを痛感していることでしょう・・・
しかし！簡単ではないからこそ、こちらにまで来た意味がある！
僕は今後の3人が厳しい環境の中で、どのようにして成長していってくれるのかが楽しみです。
つづく