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信頼を資産に変える。ホークスを活用した企業のブランディング事例4選

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現代のビジネス環境において、製品のスペックや価格だけで競合他社と差別化を図ることは、かつてないほど困難になっています。技術の平準化が進み、さまざまな産業が「コモディティ化」の波にさらされる中、組織を相手にビジネスを展開する企業が頼るべき武器があります。
それは、顧客やビジネスパートナーの脳内に形成される「目に見えない信頼」、すなわち企業ブランディングです。

本記事では、企業ブランディングの定義からその構造、組織内部への浸透(インナーブランディング)を解説し、具体的に社会に向けての活動に落とし込む手段として、ホークスのスポンサーシップを活用したブランディング事例を紹介します。


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・ブランディングにおける3つの種類と価値創出につなげる共通ポイント
・インナーブランディングとアウターブランディングの違いとは? それぞれの施策で実現する企業価値の向上

目次[非表示]

  1. 1.ブランディングは初めにアイデンティティを定義する
    1. 1.1.ブランディングの真の定義
  2. 2.企業ブランディングを3つの要素で構成する
    1. 2.1.MI(Mind Identity)…心(理念)
    2. 2.2.BI(Behavior Identity)…技(実体)
    3. 2.3.VI(Visual Identity)…体(表現)
  3. 3.企業間取引を主軸とする場合にブランディングが必要な理由
  4. 4.インナーブランディングで組織の内側からブランドを築く
  5. 5.社会的証明としてのスポンサーシップ活用戦略
    1. 5.1.信頼のショートカット
    2. 5.2.情緒的エンゲージメントの創出
    3. 5.3.「寄与」が生むブランドの品格
  6. 6.ホークスを活用したブランディング事例
    1. 6.1.数値で見るブランディング効果
    2. 6.2.視覚的・直感的な認知の確立(VIの活用と認知の創出)
    3. 6.3.理念と行動の連動(MI・BIの証明と社会的信頼)
    4. 6.4.社員の誇りと一体感の醸成(インナーブランディング)
    5. 6.5.独自の付加価値と「選ばれる理由」(差別化の成功事例)
  7. 7.まとめ

ブランディングは初めにアイデンティティを定義する

「ブランディングを始めよう」と考えたとき、最初に思い浮かべるのは、新しいロゴデザイン、洗練されたWebサイトの刷新かもしれません。しかし、これらはブランディングという巨大な氷山の一角、表面に見えている「表現」に過ぎません。

企業ブランディングの本質は、デザインを整えることではなく、「企業のアイデンティティ」を定義し、それをあらゆる顧客接点で一貫させる経営そのものにあります。


ブランディングの真の定義

ブランディングの語源は、『焼き印を付ける』という意味の「Brand」であり、放牧している自身の家畜が、他人の家畜と紛れてしまわないよう区別するために「焼き印」を付けたことが始まりだといわれています。現代においても、その本質は「他社ではなく、なぜ自社なのか」という問いに対し、取引先や社員、投資家といったステークホルダーに明確な答えを作ることです。

ブランディングとは、いわば担当者がその場にいなくても、周囲が「あの会社なら、きっとこう対応してくれるだろう」とポジティブな期待を抱いてくれる状態、すなわち「企業としての人格」を形成するプロセスなのです。

企業ブランディングを3つの要素で構成する

企業ブランディングの構造をひとつずつ紐解き、経営戦略として機能させるためには、以下の3つの要素で整理して考える必要があります。

MI(Mind Identity)…心(理念)

MIは、企業の「心」であり、すべての活動の源泉です。

  • パーパス(存在意義): 社会に対してどのような価値を約束するのか。
  • ビジョン(志): 5年後、10年後にどのような景色を見たいのか。
  • バリュー(価値観): 日々の業務において、何を「善」とし、何を「悪」とするかの判断基準。

こうした「心の在り方」を定め、社会的な責任(CSR)を果たすことは、単なる貢献活動ではありません。それは社会からの信頼を確かなものにし、次世代に選ばれ続けるための「経営のインフラ」を整えることと同義といえます。



BI(Behavior Identity)…技(実体)

理念という「心」を言葉だけで終わらせず、具体的な振る舞いという「技」に昇華させるフェーズです。ブランドの「実体」は、ここで作られます。


  • 具体的な行動: 社員の接客態度、電話一本の対応速度、トラブルが起きた際の誠実な初動。
  • 判断の基準: あらゆる意思決定が、常に「MI(心)」に基づいているか。


「言っていること」と「やっていること」が一致して初めて、ブランドの信頼性は確立されます。この一貫した「技」こそが、周囲の期待に応える力となります。

VI(Visual Identity)…体(表現)

視覚の統一は、心(MI)と技(BI)を直感的に伝えるための「体」にあたる部分です。


  • 象徴となる基本要素… ロゴマークやコーポレートカラー、独自のフォントといった、ブランドの「顔」となる根幹のパーツ。

  • 多角的な顧客接点… Webサイトや資料、名刺やパッケージなど、日常的に顧客の目に触れるあらゆるツールや媒体。

  • 世界観を創る環境… オフィス・店舗の空間設計やユニフォーム、写真・映像のトーンといった、ブランドの「空気感」を支配する要素。


これらは、受け手の脳に「安心感」と「記憶」を定着させる強力なフックとなります。

重要なのは、“MIからBI、そしてVIへと一本の筋が通っていること”です。心が伴わないまま見た目(VI)だけを整えても、その虚飾はプロフェッショナルな顧客にはすぐに見破られてしまいます。

企業間取引を主軸とする場合にブランディングが必要な理由

一般消費者ではなく、特定の企業や組織を相手にするビジネスにおいて、企業ブランディングが「生存戦略」となっている理由は主に4つあります。


  1. コモディティ化の罠からの脱却
    技術の進歩により、機能や品質だけで圧倒的な差をつけることは難しくなりました。スペック比較で勝負すると最終的には価格競争に陥りますが、ブランドがあれば「この会社と一緒に仕事がしたい」という感情的な選択理由を創出できます。

  2. 意思決定プロセスの変化
    現代の組織間取引では、担当者に接触する前に、検討チームがWeb上で企業の姿勢や実績を調査し、検討の半分以上を終えていると言われます。つまり、日頃から「信頼に値する佇まい」を対外的に示しておく必要があります。


  3. 専門人材の確保と定着
    労働人口が減少する中、高度な技術を持つ人材は「給与」だけでなく「社会的な存在意義」で会社を選びます。「この会社で働くことは誇らしい」を感じさせるブランド力は、採用コストを下げ、離職を防止する最強の武器になります。


  4. リスクマネジメント
    万が一のトラブルの際、ブランド力のない企業は一気に信頼を失いますが、日頃から誠実な姿勢を示している企業は、「あの会社なら誠実に対応してくれるはずだ」という“信頼の積み重ね”から成る社会的な善意によって守られる側面があります。

インナーブランディングで組織の内側からブランドを築く

企業ブランディングにおいて、最も重要なのが「インナーブランディング(社員への浸透)」です。

  • 社員を最初のファンにする: 社員が会社のファンになることで、自社の事を自分の言葉で語れるほどに理解を深めることにつながります。
  • 一貫したコミュニケーション: 社内制度やイベントが「MI(理念)」に基づいていることで、社員のエンゲージメントが向上します。

「外向けの顔」を作る前に、「内側の意識」を整える。これが成功するブランディングの鉄則です。

社会的証明としてのスポンサーシップ活用戦略

ブランドの「意志」を定義し、組織の足並みを揃えた後は、取引先からの信頼を確かなものにするかというフェーズに移ります。ここで極めて有効な戦略が、プロスポーツへのスポンサーシップです。

自社で「私たちの素晴らしい取り組み」を一方的に語るよりも、プロスポーツという「熱狂と信頼」を併せ持つプラットフォームに寄与することで、以下のような独自のブランド価値が生まれます。

信頼のショートカット

プロスポーツを支えるパートナー企業であるという事実は、法人取引において「厳しい審査をパスした、経営の安定した企業である」という強力な社会的証明になります。特に新規開拓においては、この「公的なお墨付き」が、成約への入り口を広げてくれます。


情緒的エンゲージメントの創出

ビジネスの世界に、スポーツが持つ純粋な「熱狂」を掛け合わせることで、顧客や取引先との心理的距離を劇的に縮めます。同じチームを応援し、感動を共有する体験は、「同じ志を持つパートナー」という強固な結びつきを生み出します。


「寄与」が生むブランドの品格

スポーツ文化の発展に貢献する姿勢は、企業の「品格」として映ります。これは、自社の利益のみを追求する組織ではなく、社会の活力や地域の喜びにも投資する余裕と志があることの証明であり、長期的な信頼関係を築く上での大きな資産となります。


ホークスを活用したブランディング事例

福岡ソフトバンクホークスというプラットフォームを活用することでブランディングの効果を最大限に生かすことができます。

ここまで述べた「信頼の資産化」を、数値で見る効果と、ホークスのスポンサードを通して具現化している企業のブランディング事例を4例ご紹介します。

数値で見るブランディング効果

ホークスのスポンサー企業となり球場内の広告掲出やネーミングライツなどを活用し、試合やテレビ中継における露出機会を設けた、あるスポンサー企業の認知度比較について以下のようなデータが示されています。

Q.企業・ブランドをどの程度ご存知ですか。当てはまるものを選んでください。
「商品・サービスの内容までわかる」、「商品・サービスの内容をある程度知っている」、「会社の名前だけは知っている」の回答者
※ホークスファン=「とても興味がある」「まあ興味がある」の回答者

  • 全国一般層: 17.0%
  • ホークスファン層: 39.6%
  • ファンクラブ会員: 78.3%
    ※出典:福岡ソフトバンクホークス『インパクト調査2024』

このデータは、ホークスというプラットフォームと深く関わることで、ホークスファンの中では、単なる「いち企業」から「我々の仲間である大切な企業」へとブランドの格が引き上がることを証明しています。


詳しくは下記でも解説しています。

視覚的・直感的な認知の確立(VIの活用と認知の創出)

B2B(企業間取引)において、最初の壁となる「認知度不足」を払拭する例です。



ヤマエグループホールディングス株式会社

全国放送やスポーツニュースのハイライトで最もカメラが集中する「ピッチャーマウンド」にロゴを掲出。視聴者の視線が必ず集まる場所にロゴを露出することで、グループ全体の全国的な認知度を飛躍的に高め、社会的信頼をスピーディーに構築しています。

グラウンド看板広告についてはこちら

理念と行動の連動(MI・BIの証明と社会的信頼)

企業の姿勢(理念)を、チームへの支援という「行動」で示す例です。



辻󠄀・本郷 税理士法人

「お客様の伴走者(パートナー)であり続ける」という理念を掲げており、九州の顧客に“安心して相談できる存在”であることを伝えるためバックネットLED下に広告を掲出しています。試合中継などのメディアを通してホークスを応援する姿勢を明確化し、誠実な専門家集団としての信頼を浸透させています。

辻󠄀・本郷 税理士法人の導入事例インタビューはこちら


社員の誇りと一体感の醸成(インナーブランディング)

「ブランドは内側から作られる」という教訓を実践している例です。

九州日立システムズ

冠協賛(ゲームデースポンサー)の実施を契機に、社内の一体感がさらに強化され、エンゲージメントが向上。また、スーパーボックス(VIPルーム)の活用もビジネス活動だけでなく、社員のモチベーションアップや社内交流の促進にも一役買っています。

九州日立システムズの導入事例インタビューはこちら

独自の付加価値と「選ばれる理由」(差別化の成功事例)

多岐にわたるブランド体験を顧客に提供し、知名度を含め同業との差別化に寄与している例です。

昭和建設株式会社

ユニフォームの腰部に広告を出すだけでなく、ホークスの人気イベントへの多角的な協賛を実施。2025年はソフトバンクホークス20周年を記念して開催された、ソフトバンクホークスOB選手による特別試合を協賛し話題になりました。スポンサー権益をさまざまな場面で活用することで、さまざまなメディアを通じたPRだけでなく、来場者へ向けても強い印象を残しています。

冠協賛についてはこちらから

まとめ

この記事では、企業のブランディング事例について以下の内容を解説しました。

  • ブランディングは初めにアイデンティティを定義する
  • 企業ブランディングを3つの要素で構成する
  • 組織間取引を主軸とする企業にブランディングが必要な理由
  • インナーブランディングで組織の内側からブランドを築く
  • 社会的証明としてのスポンサーシップ活用戦略
  • ホークスを活用したブランディング事例

企業ブランディングは即効性があるものではありません。しかし、5年後、10年後の自社を支える「見えない資産」を築く重要な経営活動です。自社の存在意義を定義し、行動で示すという一貫した「意志」の積み重ねこそが、競合から頭ひとつ抜けるための最大の競争優位性となるのです。

福岡ソフトバンクホークス』では、企業のブランド認知・価値向上に寄与するさまざまなメニューを提供しています。詳しくは、こちらの資料をご確認ください。

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