スポンサー広告とは。多種多様なメディアを用いた情報発信による宣伝効果
自社の商品やサービス、ブランドなどを多くの人々に宣伝する広告手法の一つに“スポンサー広告”があります。
スポンサー広告を通じて情報発信を行うことで、効率的なリーチの獲得や新たな顧客層との接点創出などのさまざまな宣伝効果が期待できます。
企業の販促部門や広告部門の担当者のなかには「スポンサー広告はどのような仕組みなのか」「どのような宣伝効果を得られるのか」と気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、スポンサー広告の仕組みや得られる宣伝効果、効果的に活用するために確認しておくポイントについて解説します。
目次[非表示]
- 1.スポンサー広告とは
- 2.スポンサー広告で得られる商品やサービスの宣伝効果
- 2.1.潜在層の認知拡大
- 2.2.企業やブランドのイメージ向上
- 2.3.企業価値の向上
- 3.スポンサー広告を効果的に活用するために確認するポイント
- 4.まとめ
スポンサー広告とは
スポンサー広告とは、企業がスポーツチームや団体、イベントなどに資金・物資の提供を通じた支援を行い、その特典として得られる広告枠に出稿する広告のことです。“協賛広告”と呼ばれることもあります。
スポーツチームやイベント主催者などとスポンサー契約を締結することで、スポンサー先が持つメディアや開催されるイベントなどで自社の広告を掲出できます。
スポンサー契約の内容によって活用できる広告枠は異なりますが、一般的に以下のような種類があります。
▼スポンサー広告を掲出する広告枠の種類
- テレビや動画配信サービス、新聞、雑誌
- スポンサー先の団体が運営する公式WebサイトやSNS
- 球場・スタジアム・イベント会場内にあるビジョンや看板
- スポーツ選手のユニフォームや応援グッズ
- イベントで配布するノベルティやフライヤー など
なお、スポンサー契約の詳しい仕組みについてはこちらの記事をご確認ください。
スポンサー広告で得られる商品やサービスの宣伝効果
スポーツチームや文化活動などを支援してスポンサー広告を掲出することで、特定のイベントやコミュニティを巻き込んだ宣伝活動を行えます。これにより、認知拡大やブランドイメージの向上、企業価値の向上などの宣伝効果が期待できます。
潜在層の認知拡大
スポンサー先のメディアやイベントで広告を掲出することにより、従来の施策でリーチできなかった潜在層に広告を見てもらえる可能性が広がります。
特に人気があるスポーツチームや団体が持つメディア、不特定多数の人が訪れる大規模なイベントでは、多くの人が目にする場所に広告を掲出できるため、効率的に社名・ブランドの認知を拡大させることができます。
企業やブランドのイメージ向上
スポンサー広告は、スポンサー先が持っている印象や知名度などを取り入れた訴求を行えるため、企業やブランドに対するイメージの形成・向上に役立てられます。
また、スポーツチームや団体の公式ロゴ・キャラクター・肖像を素材に使用したり、公式メディアで広告を配信したりもできます。
応援するファンや地域住民からの好感・共感を得やすくなることから、購買行動を後押しする効果も期待できます。
なお、スポンサーシップを活用したブランディング戦略については、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。
企業価値の向上
スポンサー広告の掲出にあたって、スポーツチームや団体、イベントなどの支援を行うことは社会貢献につながり、企業価値の向上にも結びつくと考えられます。
地元スポーツチームの支援を通じて競技の振興や子どもの育成を行ったり、イベントの開催支援によって地域経済・観光産業の活性化に取り組んだりすることで、CSR(社会的責任)活動に積極的に取り組む企業として認知されます。
その結果、企業としての価値が高まり、消費者や地域住民、取引先などのステークホルダーからの信用を得やすくなると期待できます。
スポンサー契約を活用したCSR活動と社会貢献の取り組みは、こちらの記事で詳しく解説しています。
スポンサー広告を効果的に活用するために確認するポイント
スポンサー広告による宣伝効果を最大化するには、自社との親和性や理念・ビジョンとの共感性があり、豊富なメディアを持つスポンサー先を選ぶことが重要です。
①自社商品との親和性があるか
自社商品と親和性があるスポンサー先を選ぶことで、ファンや地域住民からの興味関心を得やすくなり、広告の訴求効果が高まると考えられます。
例えば、スポンサー先の活動で自社ブランド製品を利用してもらえたり、スポンサー先が開催する試合やイベント時に来場者が購入したりする自社商品などが挙げられます。
▼親和性が高いと考えられる商品の例
商品 |
親和性がある要素 |
スポーツ用品やウェア |
スポーツ選手やアスリートが利用する |
アルコール飲料 |
会場や自宅での観戦時に楽しめる |
福岡ソフトバンクホークスのスポンサーシップでは、プロ野球チームならではの多種多様なコンテンツを活用した広告プランがあります。プレイする・観戦する・応援するといった3つの分野において、幅広い業界・商品と親和性のある広告アプローチを行うことが可能です。
なお、スポーツ×広告を融合させた効果的な手法はこちらの記事で解説しています。あわせてご確認ください。
②スポンサー先の理念・ビジョンに共感できるか
スポンサー先と親和性がない商品でも、理念・ビジョンとの共感性を軸にスポンサー広告を活用する方法もあります。
スポーツチームのスローガンやイベントのコンセプトなど、自社が共感できるスポンサー先の広告枠に掲出することで、ブランドイメージの形成につながります。
福岡ソフトバンクホークスでは、球団理念のほか、ジュニアチームから1~4軍の現場までの選手育成方針として“ホークスメソッド”の指導理念を策定しています。
▼球団理念
「めざせ世界一!」という球団理念を掲げ、日本のプロ野球をもっと盛り上げたいという熱い想いを胸にチームが一丸となって常に挑戦し続けます。
球団理念について詳しくはこちら
▼ホークスメソッド
「自ら考え、学び、自己実現できる選手を育てる」ことを指導理念として掲げています。一人ひとりの意志を尊重しつつ、挑戦や学びを続けること、周囲と団結することが成長につながると考えています。
ホークスメソッドについてのプレスリリースはこちら
チャレンジ精神や団結力、多様性などを重んじる企業文化のイメージをアピールしたい企業様において、ホークスと連携したスポンサー広告の効果的な活用が期待されます。
③効率的にリーチできる豊富なメディアがあるか
スポンサー広告で社名やブランドの認知を向上させるには、さまざまなメディアに露出する必要があります。スポンサー先が持つメディアに掲出できる豊富な広告枠があると、効率的にリーチを獲得できます。
自社のターゲットと接点を持てるメディアを持っており、テレビや動画配信サービス、Webニュースで広く取り上げられるスポンサー先を選ぶことがポイントです。
福岡ソフトバンクホークスでは、スタジアムのビジョン・サイネージやWebサイト、SNSなどの多彩なメディアで情報発信を行える広告枠を用意しています。
▼ビジョン広告
▼ユニフォーム広告
▼タイアップ広告
ホークスのスポンサーシップを活用したスポンサー広告の事例は、こちらの記事をご確認ください。
なお、そのほかのスポンサーシップ事例はこちらの資料からご確認いただけます。あわせてご覧ください。
まとめ
この記事では、スポンサー広告について以下の内容を解説しました。
- スポンサー広告の仕組み
- スポンサー広告で得られる宣伝効果
- スポンサー広告を効果的に活用するために確認するポイント
スポンサー広告は、スポンサー先が持つイメージや知名度、ファンなどを取り入れて多くの人々への情報発信と効果的な訴求を行えることが魅力です。
宣伝効果を高めるには、自社商品との親和性や理念・ビジョンへの共感性があり、多彩なメディアで露出を行えるスポンサー先を選ぶことがポイントです。
『福岡ソフトバンクホークス』では、プロ野球チームが持つ多種多様な資産を活用できる広告プランを用意しています。ブランドの認知拡大やイメージの形成、社会貢献の一環としてお役立ていただけます。