スポンサードゲームとは。プロ野球の試合を活用した効果的なプロモーション事例
スポーツの試合や競技大会などに協賛して、企業がプロモーション活動を実施できる“スポンサードゲーム”があります。
数あるスポーツのなかでも、プロ野球は日本全国で親しまれており、世代を超えて盛り上がる競技のひとつです。プロ野球チームとタイアップしたスポンサードゲームは、企業の広告宣伝や販促活動、社会貢献などに活用できます。
この記事では、プロ野球のスポンサードゲームを通じて企業が実施できることや効果的なプロモーション事例について解説します。
目次[非表示]
- 1.スポンサードゲームとは
- 2.プロ野球のスポンサードゲームを通じて企業が実施できること
- 3.福岡ソフトバンクホークスのスポンサードゲームを活用した効果的なプロモーション事例
- 3.1.➀ビジョンや看板への広告掲出
- 3.2.②PRブースの設置
- 3.3.③場内でのサンプリング
- 3.4.④オリジナルグッズの配布
- 3.5.⑤観戦招待キャンペーンの実施
- 3.6.⑥試合のイベントやイニング間での演出
- 4.まとめ
スポンサードゲームとは
スポンサードゲームは、企業が協賛するスポーツの試合を指します。
プロ野球のスポンサードゲームでは、試合名に「○○ナイター」「○○ Presents」「○○ゲーム」「○○DAY」のように社名や商品名が付与されることが一般的です。
スポンサードゲームを活用した施策を実施するには、スポーツチームやイベントの運営事業者とスポンサー契約を締結する必要があります。
スポンサー契約の仕組みについてはこちらの記事をご確認ください。
プロ野球のスポンサードゲームを通じて企業が実施できること
プロ野球のスポンサードゲームでは、スタジアム内での広告宣伝や来場者への販売促進キャンペーン企画など、試合を通した包括的なプロモーションを行えます。
球団によって実施可能な施策は異なりますが、一般的に以下が挙げられます。
▼スポンサードゲームの代表的なメニュー
メニュー |
施策の内容 |
試合タイトルの冠表記 |
試合タイトルに社名やブランド名を付与して、広告物・販促物などへの表記、呼称を行う |
事前告知 |
球団のホームページやSNS、スタジアムのWebサイトなどにスポンサードゲームの試合情報を掲載する |
広告の掲出 |
スタジアムのビジョン・サイネージ・看板・のぼりなどに社名やロゴを掲出する |
商標の利用 |
球団のロゴやキャラクター、選手肖像などを自社の告知物や販促物に使用する |
試合中の演出 |
協賛企業の場内アナウンスやイニング間でのビジョン演出などを行う |
場内での販促活動 |
来場者へのサンプリング、スタジアム内に設置したブースでのPRやキャンペーンなどを実施する |
ゲーム中のイベント |
試合前セレモニーでの始球式、選手への記念品や花束の贈呈、イニング間での企業マスコット紹介などを行う |
試合の一日を通して多くの人に社名やブランド名を宣伝することにより、認知の拡大や販売促進、ブランドイメージの向上などにつながると期待できます。
福岡ソフトバンクホークスでは、認知拡大やブランディング、販売促進、社会貢献などの目的に合わせてご活用いただける多種多様なスポンサーシップのメニューを用意しております。詳しくは、こちらの資料をご確認ください。
福岡ソフトバンクホークスのスポンサードゲームを活用した効果的なプロモーション事例
福岡ソフトバンクホークスは、本拠地の福岡だけでなく九州各県でもっとも人気のあるプロ野球チームとなり、本拠地のみずほPayPayドームにおける来場者は1試合最大約4万人を誇ります。
スポンサードゲームを通じて、幅広い世代のファンや試合の来場者に向けた大規模なプロモーションを実施することが可能です。ここからは、スポンサードゲームを活用した効果的なプロモーション事例を6つ紹介します。
➀ビジョンや看板への広告掲出
みずほPayPayドーム内の各所に設置されたビジョンや看板に、社名や商品名を掲出することが可能です。ドームの来場者やテレビ中継、動画配信の視聴者に対して広告を広く露出することで、認知の拡大を図ることができます。
▼大型LEDビジョン
▼コンコースのLEDビジョン・看板
球場広告やビジョン広告の効果については、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。
②PRブースの設置
みずほPayPayドームの指定場所にPRブースを設置して宣伝活動を行えます。
アンケート回答者へのノベルティ配布や、景品が当たる抽選会の実施、来場者のSNS投稿を見込んだ撮影スポットの設置などの方法があります。
来場者が通る動線上にPRブースを設置することで、商品やブランドに興味を持ってもらえるきっかけになったり、その後のマーケティング活動のターゲットとなる見込み顧客の情報を取得したりできます。
▼商品の宣伝とアンケートの実施
▼抽選会の実施
▼撮影スポットの設置
③場内でのサンプリング
みずほPayPayドームの入場ゲートやコンコースでサンプリングを行えます。新商品の宣伝や新たな消費者層との接点創出などを図るために活用できます。
▼自社PRを掲載したミニうちわの配布
▼化粧品の試供品
④オリジナルグッズの配布
スポンサードゲームの試合会場では、『③場内でのサンプリング』で紹介した権利を付与していますが、お客様の興味をさらに引く方法として、福岡ソフトバンクホークスとコラボレーションしたオリジナルグッズの配布が可能です。
球団のロゴやキャラクターを使用したオリジナルグッズは、企業のことを知らない野球好きの人や福岡ソフトバンクホークスのファンに興味を持ってもらえるきっかけになります。 また、試合中・試合後に使用できるグッズに自社の社名や商品名、ロゴなどを記載することで、記憶に残りやすくなる効果が期待できます。
▼オリジナルグッズを制作、来場者に配布
なお、商品PRに有効なサンプリング戦略についてはこちらの記事で解説しています。あわせてご確認ください。
⑤観戦招待キャンペーンの実施
スポンサードゲームの観戦チケットを景品にして、抽選型のプレゼントキャンペーンを実施する方法があります。
自社商品の購入をキャンペーンの参加条件とすることで、ファンの購買行動を後押しできます。キャンペーン用の告知を行う際には、福岡ソフトバンクホークスのロゴやキャラクターなどを使用することが可能です。また、別途選手肖像契約を締結することで、選手ビジュアルを使用した告知も可能となります。
▼対象商品の購入で始球式参加権などが当たるスクラッチキャンペーン
⑥試合のイベントやイニング間での演出
福岡ソフトバンクホークスのスポンサーゲームでは、試合開始前のセレモニーや始球式、イニング間などに企業様のオリジナル演出を行えるメニューがあります。
試合と連動したインパクトのある演出を行うことにより、多くの来場者の視線を惹きつけて社名や商品名が印象に残りやすく効果が期待されます。
▼大型ビジョンで炭酸水のPR動画を配信
スポンサードゲーム(冠協賛)についてはこちらでも紹介しています。
まとめ
この記事では、スポンサードゲームについて以下の内容を解説しました。
- スポンサードゲームの概要
- プロ野球のスポンサードゲームで企業が実施できること
- 福岡ソフトバンクホークスのスポンサードゲームを活用した効果的なプロモーション事例
プロ野球のスポンサードゲームは、試合前から試合終了までスポンサー企業の社名や商品名などを広く宣伝することが可能です。試合タイトルの冠表記に加えて、場内での広告掲出、特設ブースでのPR活動、商標を利用したグッズ制作など、多岐にわたる施策を行えます。
『福岡ソフトバンクホークス』の試合を通じてファンを巻き込むプロモーション活動を行うことで、さらなる認知向上と販売促進が期待できます。また、プロ野球を支援するスポンサー企業としてアピールすることで、ファンや地域住民との関係構築を図ることができます。