2018/10/12 (金)
選手

7連勝締めのファイターズ戦。分岐点となった一戦は?

12勝13敗。今季のファイターズ戦は惜しくも負け越しましたが、苦手意識はゼロと言っても大袈裟ではありません。

8月以降の直接対決は8勝1敗。8月12日以降は7連勝で締めくくりました。

分岐点となったのは8月10日の試合です。千賀滉大投手が先発して7回3分の2を無失点、9奪三振と快投。打線は初回にデスパイネ選手の2ランで幸先よく先制すると、5回には2アウト満塁から中村晃選手が2点タイムリーを放って突き放しました。終盤は嘉弥真新也投手→森唯斗投手のリレーできっちり抑えきり、5対0と完封勝利を飾りました。

早い回の先制点は短期決戦の勝利のポイントです。これがまさに理想の試合運びといえるでしょう。

また、今季のファイターズ戦は千賀投手と同じく今季13勝を挙げた石川柊太投手も好相性です。3勝1敗2ホールド、防御率2.30をマークしています。先発、リリーフとフル回転した背番号29はクライマックスシリーズでも大車輪の活躍を見せてくれるはずです。

打撃陣では、やはり柳田悠岐選手の豪快フルスイングは見逃せません。ファイターズ戦ではパ・リーグ対戦別で2番目の打率.391を残しています。さらに出塁率.475は対戦別1位。およそ2打席に1度は塁に出るか、本塁打も打って鷹打線を引っ張っています。

いよいよ13日(土)、「2018 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージが開幕します。舞台はヤフオクドームです。

めざす2年連続日本一へ。まずは2勝を挙げてファイナルステージに進出することが最初の目標になります。

2018年10月12日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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