2021/11/17 (水)
選手

西哲号 キャンプ特別編「話す大切さ!」

皆さま、お疲れ様です。球団広報西田です。

キャンプも第3クールが終わり、いよいよ終盤に差し掛かろうとしています。

この秋季キャンプでは、テレビ、新聞、雑誌の数多く取材依頼を頂き、行っています。ありがたいことに、現時点で150件を超える件数です。Bクラスで終わった今シーズンであっても、ホークスの注目度=期待があるからではないでしょうか。

シーズン中は主力選手の取材が多い中、主力不在という理由はもちろんありますが、今キャンプは若い選手の取材を多く行っています。我々広報も、この若い選手のチャンスを全力で生かしていかなければいけません。

若い選手は経験が少なく、取材の受け答えにはもちろん得意不得意はあります。ただ、この話す機会というのは非常に大切なことだと考えます。メディアを通してどういう人物か知ってもらうことはもちろんの事、話す事で今の自分に何が足りていないのか、取り組み方が間違っていないのか、取材時の質問を通して気づかされることがあると思うのです。

サッカー選手の本田圭佑選手が世間に不可能だと思われることを発言して有言実行にすることが話題に上がりますが、発言することは自分自身を鼓舞する大切なことだと考えます。

結果が出ている時期、出ていない時期、やはり出ていない時期の方は取材がやりにくいのはあたり前の事かもしれません。ただ、いざ話してみると、自分を見つめなおすことが出来たり、気持ちを切り替えることが出来たりと、メリットが凄くあると思います。自分で考え込むだけでの解決は非常に難しいと思います。

自分が心に焼き付いているイチローさんの名言です。「結果が出ないとき、どういう自分でいられるか。決してあきらめない姿勢が、何かを生み出すきっかけをつくる。」

少し話の纏まりは悪いですが、結果が出ない時、殻に閉じこもりたくなることがあるかもしれません。話をしたくない時もあると思います。そんな時こそ話しをすることだけで状況は変わってくると思っています。

若い選手たちは、今キャンプでは自分と向き合い日々練習に打ち込んでいます。こういう理由も踏まえて、我々広報もできるだけ力になれるように取材を取っていきたいと思います。

自分も取材を通して、選手の意識、考え方の変化が感じられたりする時はとても嬉しい瞬間です。

先日谷川原健太選手の雑誌の取材時のお話です。谷川原選手は明るく、元気で笑顔が絶えない選手ですが、取材で野球の質問が始まると、真剣な表情になり、スラスラと話し始めたのです。自分の役割、来期にかける思いなど覚悟を感じられた瞬間でした。

はじめに話しましたが、こういう話す時間こそが選手が大きく成長できるきっかけになってくるのではないでしょうか。自分は大切なことだと思います。自分はもともと話す事は苦手でしたが、プロ野球選手になり、多くの人の前で話す機会を頂いたおかげで克服できたと思っています。

ただ今でも結婚式などの友人代表スピーチだけは苦手です、、、

少し話がずれ込んできてしまいましたので今号はここまでにします。

宮崎秋季キャンプは11/25(木)まで行っています。選手は観られることがとても力になります。コロナ感染対策をしっかりし、是非ご来場お待ちしています。

p.s.最後は仕事中によく邪魔をしてくる、話し上手な甲斐野投手との写真を。
ではまた次号で!

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