ヒーローインタビュー
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【8月14日(木) ホークス4-3イーグルス ヤフオクドーム】
悪い流れは引きずらない。失点しても執念で追いつく。延長戦にもつれ込み、10回裏1アウト満塁。「ピンチヒッター、松中信彦」のコールにヤフオクドームが揺れんばかりの大歓声が沸き起こると、あとは野球の神様がサヨナラ勝利へと導いてくれました。
絶対に勝つんだ――。2点を先制された直後の3回裏には今宮健太選手が絶妙スクイズを決めて反撃。その後リードを広げられましたが、6回裏には李大浩選手が左翼席へ13号ソロを放ち再び1点差に迫ります。そして8回裏、柳田悠岐選手がライトへタイムリーを放ち同点に。3対3のまま延長戦に突入しました。
投手陣は必死の継投。先発の岩嵜翔投手は7回3失点で最低限の役割を果たすと、森唯斗投手、五十嵐亮太投手、サファテ投手がそれぞれ1回打者3人で抑える好投。岩嵜投手が投げていた6回以降からは走者を1人も許さない完ぺきなリレーでした。
10回裏、先頭の柳田選手がヒットで出塁すると今季24個目の盗塁を決めてチャンスを広げました。その後連続敬遠もあり1アウト満塁で代打は松中選手。「外野フライでもいいと思っていました」。しかし、相手投手はこのムードに押し負かされたかのようにストライクが入らず、3ボール1ストライクからの直球も外れて、結末は何とサヨナラ押し出し。
「チームメイトがチャンスを作ってくれたので、どんな形でも何とかしたかった。また、今日もたくさんの歓声を頂き感謝しています。また一つ恩返しが出来たかなと思います」(松中選手)
松中選手のサヨナラは2009年7月10日のイーグルス戦以来で、通算12度目。ちなみにサヨナラ押し出しも1999年8月3日のマリーンズ戦で記録しており、こちらは2度目です。
2014年8月15日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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