2014/10/03 (金)
選手

優勝サヨナラ打の松田選手「自然と涙が!」

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【10月2日(木) ホークス2×-1バファローズ ヤフオクドーム】

「急に全身の力がふっと抜けて、自然と涙がこぼれてきました」

打球が弾みサヨナラ勝ちと分かった瞬間、そして優勝を確信した松田宣浩選手は両手で顔を覆い一塁を駆け抜けたところで倒れ込みました。喜びを爆発させながら選手会長に駆け寄るホークスの仲間たち。苦しんで、苦しんで、勝ちとった栄冠。内川聖一選手や吉村裕基選手、森福允彦投手…、みんな涙、涙のリーグ制覇となりました。

今季144試合目。シーズン最終戦を勝てば優勝、負ければ限りなく厳しい状況に立たされる一戦。秋山幸二監督も「プレッシャー」という言葉を何度も口にしたとおり、9月のホークスは大きな異変を抱えながら戦っていました。直近10試合でまさかの1勝9敗。そして5連敗で迎えたこの日でしたが、3日間も試合間隔が空いたことで鷹戦士たちのムードは上向きつつありました。

18時試合開始。ホークスに流れを引き寄せたのは先発した大隣憲司投手の好投でした。「奇跡」ともいわれた、難病からの復帰を果たした今季。まるで野球の神様も後押ししてくれたような最高のピッチングを見せて、6回無失点で後ろにバトンを繋ぎました。

打線は2回に細川亨選手の犠牲フライで先制。しかし、7回にバファローズに同点とされました。重苦しい雰囲気になりそうな中、踏ん張ったのは今季の立役者ともいえる、五十嵐亮太投手とサファテ投手の両リリーフ。五十嵐投手は「吐きそうなほどプレッシャーがあった」と言いながらも無失点。サファテ投手もピンチの場面で底力を発揮し2回をゼロで封じ、延長10回裏の劇的サヨナラ勝利に繋げました。

そして、この感動的な試合を力強く後押ししてくれたのはヤフオクドームを満員に埋めたファンの皆さんでした。内川選手も「今日の声援はホークスに来て一番すごかった」と感激するほどの熱い声を届けていただき、選手たちにとっては大きな力となりました。

「10・2」はホークスにとって忘れられない一日となりました。しかし、まだ「日本一」という目標へ、CS突破、日本シリーズ制覇という高い山を最後まで全力で駆け上がります。

2014年10月3日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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