2015/06/15 (月)
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バンデンハーク投手が初登板1勝!「最高の日」

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【6月14日(日) ホークス7-2カープ ヤフオクドーム】

<今日の熱男 バンデンハーク投手=待望の来日初登板で1勝目>

リック・バンデンハーク投手はやはり凄かった。最速154キロをマークしたストレートは角度も伸びもバツグン。相手打者は高めのボール球にも思わず手が出てしまうほどで、幾つも空振りを奪いました。そして安定したコントロールで与四死球はゼロ。立ち上がりこそ「やはり緊張というか少し力が入ってしまいました」と走者を背負う場面もありましたが、自分のペースを崩すことなく投げきり、6回2失点(自責1)の好投。三振は7つ奪いました。

シーズン開幕からファームで好投を続けていました。10試合に登板して5勝1敗。防御率1.17と71奪三振はリーグ1位の成績。工藤公康監督も「枠がね…」と頭を悩ますしかありませんでした。現在、外国人選手の1軍登録は4名まで。しかも投手もしくは野手ばかりを4名は認められていません。つまり、今季のホークス外国人投手事情では、先発ローテを守っていたスタンリッジ投手、セットアッパーで17連続ホールドの日本タイ記録も樹立したバリオス投手、守護神のサファテ投手の3名が活躍しており、バンデンハーク投手を登録することが出来なかったのです。

暑い雁の巣球場で大粒の汗をかきながら練習を続けたバンデンハーク投手。それでも、周囲の心配をよそに、右腕の心は少しも折れることはありませんでした。「準備をしっかりすること。1つ1つ課題をクリアすることを考えて、常にいつ呼ばれても大丈夫な状態を作っていました。それ以上でもそれ以下でもありません。準備、それだけですよ」。普段の生活でも甘いものや高カロリーなものを控え、体調管理にも細心の注意を払っていました。

待望の1軍初マウンドでも普段と変わらないピッチングが出来たのは、まさに「準備」のおかげでした。スタンドでは妻と両親も観戦。妻は日本で一緒に暮らしていますが、両親はオランダから来日したばかり。「この登板に合わせたわけではなく、偶然だったんです。最高1日になりました」とニコニコ笑顔を浮かべました。

また、お立ち台では日本語も披露。「僕はオランダ人だから、アメリカでプレーした時からずっと外国で暮らしているからね。色々な場所に順応するのは難しくない」。英語に加え、昨年まで2年間プレーした韓国でも言葉や文化を積極的に吸収し、その土地での生活を楽しみました。「こちらに来てからも大宰府や糸島に出掛けたよ」と話すバンデンハーク投手。次回のヒーローインタビューでは、さらにどんな言葉を聞くことが出来るか、楽しみです。

2015年6月15日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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