8月10日（水）、7月度「ミズノファーム月間MVP賞」が発表され、釜元豪選手が受賞しました。

釜元選手は7月、チームの全18試合に出場。うち16試合に先発出場し、60打数24安打（打率.400）、12打点、4盗塁をマークしました。

打率、安打はリーグトップ、打点、盗塁はリーグトップタイ。出塁率、長打率もリーグトップの好成績で、月間首位のチームに大きく貢献しました。

釜元選手は「受賞は想像もしていませんでしたが、6月から7月にかけてバッティングの状態は上向いてきました。マルチ安打を記録した試合も多くあったのでよかったです」と笑顔を浮かべました。7月28日のバファローズ戦（神戸サブ）から5試合連続マルチ安打を記録。2安打を放った30日のドラゴンズ戦は故郷の長崎での試合。さらに締めの8月2日、由宇球場でのカープ戦は5打数4安打2打点の大暴れでした。

シーズン序盤は不調に苦しんだといいますが、その中で藤本博史2軍打撃コーチと作り上げてきたバッティングが徐々に固まってきたのが奏功しました。「自分の間合いを大切にすること」。ポイントは右足の着地です。

「上げた右足をドンと下ろしてしまっていましたが、それをアキラ（中村晃）さんのようにじわーっと下ろすんです。バッティング練習が終わったら、軸足の左足がきついくらいに意識をして」

5月末時点で.196だった打率は、以降上昇カーブを描き続けています。

長崎県出身の22歳外野手。2011年育成ドラフト1位で入団しました。昨年の7月末に支配下登録され、背番号「60」になりました。

今季（8月9日まで）はウエスタンでチーム2位の88試合に出場し、打率.268、2本塁打、36打点をマーク。16盗塁は上林誠知選手らと並んでリーグ1位です。このままいいアピールを続けて、待望の1軍デビューを勝ちとりたいところです。