荒金久雄選手のバットの勢いは、福岡に戻ってきても止まりませんでした。
7月11日（金）に1軍再昇格し、12日（土）のファイターズ戦（札幌ドーム）で代打出場しライト前にヒットを放つと、翌日はスタメン。すると自身4季ぶりの本塁打を含む4安打の大活躍を見せました。
そして、15日（火）のライオンズ戦（ヤフードーム）も「7番ライト」でスタメン出場。第1打席でセンター前ヒット、第2打席で右中間二塁打、第4打席ではレフト前ヒットを放って2試合連続の猛打賞を記録しました。この3試合の成績は10打数8安打1本塁打4打点。打率は驚異の8割です。

ほかの1軍選手たちとの大きな違い。それは真っ黒に日焼けした肌です。
「ファームの練習は本当にキツイ」。
気持ちが折れそうになることもありました。そんな中、いくつもの温かい言葉に何度も救われました。
「石渡茂2軍監督やコーチから『キレたらアカン』とか『待っていたら絶対チャンスは来るから』とかいつも励ましの言葉をかけてもらいました。自分でも分かっていることだけど、周りからの“後押しのひと言”は本当に僕の支えになりました。気を遣ってもらって申し訳ないという気持ちにもなったけど、本当にありがたかった」。

この活躍こそが、最高の恩返しです。8月1日（金）には30歳を迎えますが「ここ数年、以前よりも体が動くようになった」と自信を深めています。8年目外野手の快進撃は、まだ止まりそうもありません。

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