左へ右へ自画自賛の2発の本塁打。5月1日（金）のマリーンズ戦（ヤフードーム）で松中信彦選手は「勝利の主役」となりました。

初回、先制となる7号2ランを左中間スタンドへ。「あの方向に大きな打球が飛ぶのは調子が上がっているということ」。そして、5回には貴重な追加点となる3点本塁打を、今度は右翼ポール際に放ちました。内角のカットボールを打つ松中選手独特の打法。「今年一番の打ち方ができました」と胸を張りました。

この2発には“裏づけ”がありました。この日は関東からの移動ゲーム。ハードな日程の中、それでも松中選手は球場に到着するとすぐに“早出特打”を行いました。
「西武ドームの試合ではいい感じでとらえてもボールが飛ばなかった。自分の感覚と（打撃コーチの）立花さんの感覚を話し合って、バットの軌道を修正するなどして試合に臨みました」。
立花コーチとマンツーマンで繰り返したロングティー。すぐに結果に結びつき、松中選手はいつも以上にご機嫌でした。

試合が終わると、今度はすぐにトレーニングルームに直行。「明日はデーゲーム？関係ないです。おかわり君（ライオンズ・中村選手）の飛距離を見ていたら負けられない（笑）」とさらなる向上を目指して汗を流しました。