2009/05/15 (金)
選手

田上選手のサヨナラ弾に見た、捕手の「読み」と「苦悩」

まさにドラマ。これぞ野球の醍醐味。5月14日(木)のマリーンズ戦(ヤフードーム)、9回裏2点のビハインドを劇的な2者連続本塁打でひっくり返しサヨナラ勝ちしました。

超速の逆転劇でした。先頭の小久保裕紀選手が気迫の内野安打で出塁し、打席には5番・長谷川勇也選手。「カウントが0-2になったので、3球目はフルスイングしようと思っていました」。今季第1号、同点の2ラン本塁打は「久々の感覚でした」と大喜びしていました。

それからわずか1分ほど。6番・田上秀則選手が初球で試合を決めました。緩い変化球を左中間スタンドへ運ぶ5号サヨナラ本塁打。田上選手にとっては「人生初」の劇弾。それには捕手らしい読みがありました。
「長谷川が打ったのが直球。そして、この連戦の初戦で(同じ相手投手の)カットボールをいい当たりのショートゴロにしていた。僕が捕手なら同じボールは投げさせない。緩い球が来ると思った」。

これぞプロの技。しかし、その一方で捕手だからこその苦悩も抱えながらこの試合には臨んでいました。
「前日の5被本塁打。屈辱ですよ。球場の広さは関係ない。打たれたのは僕の責任。半分? いや、全部ですよ。上手くリードをすればよかったし、高いボールが来ていたのなら低く放らせる工夫をしなければいけなかった」。

自分のバットで取り返す。そう心に決めていた。
「お返しができた?いや、(3連戦を)負け越しましたからね。まだ足りない」。
強い眼差しで話した田上選手。この想いがある限り、彼はさらに成長し続けていくでしょう。

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2009年5月15日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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