2011/06/21 (火)
選手

【3軍遠征レポ】初めての“プロ”と対戦で見えた課題と「これから」

先週末の18日(土)と19日(日)、3軍が初めてNPB他球団との対外試合を行いました。小川史3軍監督が「選手の成長の実感しているし、どれだけやれるか楽しみです」と話していた2試合をレポートします。

相手は阪神タイガース2軍。戦いの舞台は鳴尾浜球場でした。3軍の遠征は例によってバス移動。今回は17日(金)に広島で社会人・三菱重工広島と練習試合を行い、そのまま関西に入りました。広島までは約3時間半。そこから宿舎のある神戸までは4時間強もバスに揺られてやってきたのです。

初戦の18日(土)はあいにくの雨模様でしたが、何とか試合を行うことができました。練習開始前、小川3軍監督は「いつ、どこで、どんな相手であっても気後れすることなく自分に力を出していこう」とナインにハッパをかけましたが、その後話を聞くと「これまでと雰囲気が違う。何か重いというか、変に力が入っているように感じる」と本音もちらりとのぞかせました。

その悪い予感が的中してしまったのか、試合は0対2の完封負け。打線はタイガースよりも多い6安打を放ちましたが、痛い走塁ミスもあり無得点。投手では先発の高橋徹投手が6回1失点と奮投しましたが、2番手の下沖勇樹投手は1回1失点。3月に右肩を痛めて以来の実戦復帰だったためか制球が定まらず、暴投で失点しました。それでも最速147キロをマーク。今春のオープン戦で1軍に抜てきされた2年目右腕は、まだここから本格化していくでしょう。

試合後、山村善則3軍打撃コーチはナインへ喝を入れました。

「相手は2軍だが、育成や10代の選手が中心。つまり同年代の選手たちや。現役でやっていく間は、阪神の選手とはずっと戦っていかないといけない。今日打てなかったのは仕方ないが、絶対にナメられちゃいかん相手や。若い君らはナンボでも化けることができる。成長できる。そう思ってやっていこう」

打撃陣は試合後にグラウンドに残って素振り。投手陣はランニングをして球場を後にしました。

悔しさを胸に、翌日の試合では3軍ナインが奮起します。その模様は、また次回に。

 

2011年6月21日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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