12球団最多の交流戦V4へ――セ・パ交流戦は残り4試合となりました。現在首位のホークスは4度目の優勝へマジック「4」としています。残り試合はすべて本拠地ヤフオクドームでの戦いです。まずは6月12日（水）からのスワローズ2連戦。混戦模様の戦いだけに、負けられない大事な2試合となります。

初戦の先発は「MVP」候補にも挙がる帆足和幸投手です。ここまで8試合に登板して4勝1敗の左腕は、交流戦後に大きく調子を上げてこの期間は3戦3勝、防御率0.50と抜群の安定感を誇ります。帆足投手はスワローズ戦に向けて、「大事なのはインコースにきっちり投げ切り、打者の足元をずらしていくこと。自分は球威で抑えるタイプではないので、その中でゴロを打たせていきたい」と話しました。また、ホークス移籍2年目ですが、まだヤフオクドームでお立ち台に立ったことはありません。念願叶える快投に期待大です。

打撃陣は交流戦チーム打率が.287と変わらず好調。交流戦打率.444で首位打者に立つ長谷川勇也選手や15試合連続安打中の松田宣浩選手が練習中も快音を連発させていました。また、このカードからペーニャ選手が約1か月ぶりに一軍に戻ってきます。6月7日（金）と8日（土）のウエスタン・リーグのタイガース戦（雁の巣）では2試合連続ホームランをマーク。特に2発目は「今年一番の当たりだった。去年の札幌ドームのクライマックスシリーズでの感触を思い出したよ」と完全復調をアピール。二軍首脳陣も「以前は低めの球に対してもバットが上から出すぎていたが、もう修正はできている。一軍にいつでも推薦できる状態」と話しており、念願の一軍での今季初ホーマーがいよいよこのヤフオクドームで見られるでしょうか。

また、13日（木）の2戦目は「ルーフオープンデー」の開催が予定されています（天候不良の場合など実施しない可能性もあります）。