開幕前日の3月29日（木）、ホークスはヤフードームでの全体練習で最後の調整を行いました。その後、開幕投手を務める攝津正投手と、昨季のMVP＆首位打者で今季も打線を引っ張る内川聖一選手が現在の心境と意気込みを話しました。

攝津投手は自身初の開幕投手を務めることになりました。「今はまだ緊張していないけど、明日になれば緊張すると思います」と少しハニカミながら話しました。"栄誉"を伝えられたのはキャンプ序盤だったといいます。「監督に呼ばれて『開幕を頭に入れておいてくれ』と言われました。こういうチャンスは滅多にないこと。嬉しかったですね」とその瞬間を振り返りました。

先日に腰痛を発症し一時は開幕見送りかとの声も上がりましたが、28日（水）の全体練習でシート打撃に登板。打者6人に対して「結果もそうだが、球自体も良かった」と納得のピッチングで不安を払しょくし、「万全の状態。問題なく開幕を迎えられる」と自信を見せました。「開幕を任されるということは1年間を通してローテを守らないといけないということ。また、今季は完投数を増やしたいし、相手エースともしっかり投げ合えるようなピッチングをしたい」と抱負を話しました。

内川選手は移籍2年目の開幕です。「昨年はすごくバタバタした中で迎えたけど、今年は落ち着いて迎えることができています」と話しました。オープン戦でも打率3割をマークし好調をキープ。「今季は若いローテ投手も出てくると思う。打線が点をとって楽に投げさせてあげたいので、僕自身はチャンスでは集中してモノにするんだという強い気持ちでやっていきたい」と気合を込めました。具体的な数字の目標については「数字を目標にするのはあまり好きじゃない」と言い、「毎日4打数4安打、5打数5安打を目指してやっていきたいし、去年は怪我をしてチームに迷惑をかけたので、全試合出場することを目標にしたい」と話しました。また、バファローズとの開幕戦については「開幕から成績を残した方が後々有利に働いていくと思うので、とにかく負けないようにやっていきたい」と好ダッシュを誓いました。