開幕前日の3月29日（木）、ホークスはヤフードームでの全体練習で最後の調整を行いました。その後、キャプテンの小久保裕紀選手と選手会長の本多雄一選手が開幕に向けた意気込みを話しました。

プロ19年目のシーズンを小久保選手。その大ベテランでさえ、「年に一度の開幕の日には体の震えや高揚感が体の奥底から出てくる。本当に楽しみです」と言います。しかし、調整は万全です。昨季は首痛に悩まされながらシーズンを戦いましたがオフの手術で完治。「先日病院に行って検査をし、もう再診にも来なくていいと言われた。気分も晴れやかに迎えられます」と笑顔を見せました。

やはり注目はあと38本に迫った通算2000本安打です。「今までにない経験をしていくわけですからね。（残りが）1ケタになったときに自分とは違う形で打席に入るような感じになるかもしれない。とにかくまずは早くソコにもっていきたいですね」と抱負を話しました。そして連続日本一へ今季もチームの先頭に立つ主将は「今の戦力を一年間維持すれば良い数字はついてくる。日本一をとるんだという思いで戦います」と力強く話しました。

今季から選手会長に就任する本多雄一選手は「すごく楽しみであり、凄く緊張しています。明日はもっと緊張するでしょうね。でも、どんどんプレッシャーをかけて、明日からはグラウンドで暴れたい」と今の素直な気持ちを明かしました。ことしはリーダー役を意識してキャンプからずっと大きな声を張り上げてチームを盛りたててきました。また、今季からは1番打者としての役割にも大きな期待がかかります。「2番と1番では全然違います。出塁率を上げたいし、相手ピッチャーとキャッチャーに嫌らしいと思われるバッターになりたい」と抱負を話し、「今季も気持ちと技術の準備をして試合に臨み、勝ちきるという思いをどんな場面でも崩さないことを一年間通してやっていきたい」と決意の言葉を口にしました。