2012年開幕戦から勝利を積み重ね、上位争いを続ける我らがホークス。春季キャンプから秋山幸二監督が掲げ続けた「競争」のテーマのもと、チーム内で激しいポジション争いが起こり、そこからポジションを掴んだ選手たちが結果を残すことで、チーム力を底上げさせてきました。そんな中、その「競争」を求められるチームにあって、不動のポジションであり続けるのが「3番・内川聖一」選手です。しかし、移籍1年目の昨季にリーグMVPなど、目指してきたあらゆる栄誉を手にして迎えた今季。一体どんなモチベーションで今季に挑むのか。気になる真相について話を聞いてきました。

取材を行ったのは、開幕戦を直前に控えた3月27日（火）。開幕戦に向けたチーム全体練習後に内川選手に時間を作ってもらい、インタビューを行いました。まず話をしたのは、直前に控えた2012年シーズンに向けての現在の状況。「それは複雑な心境でいますよ。（シーズンが始まる前の）これからの自分に期待する部分と残していく成績への不安とが入り交ざった感覚でいます」。前年良かったからといって、今季も上手くいくとは限らないのがプロ野球界の厳しさ。第一線で活躍を続ける内川選手でさえ、今季の活躍への不安をのぞかせていました。しかし、そうならないように準備するのがトッププロの凄さ。今季から新しく導入したバットやパーソナルトレーナーの話題に触れ、今季にかける意気込みを聞かせてくれました（詳しい内容は本誌で!!）。「例えば144試合にフルイニング出場して、打率10割。野球タイトルのすべてを獲ったのなら、それ以上はないなと思いますね（笑）」。最高の栄誉を手にした昨季をも超える世界はまだまだある。ただ、そこに足を踏み入れるには現状のままではいけない。そう、内川選手は高い意識を持ってシーズンに臨むと語ってくれました。内川選手のヒットの数だけ繋がっていく、チームの日本一連覇の目標。内川選手の意識の高さが伝わってくるインタビューを、ぜひ誌面でご確認ください。

ほかにも、チーム内で与えられた役割をきっちりこなし、投打の仕事人として貢献し続ける森福允彦投手と長谷川勇也選手のインタビュー記事も掲載。笑いあり、涙ありの開幕カードも十分な読み応えで振り返れます。さらに、岩嵜翔投手の新連載「SHOW TIME」も今号からスタート。若い力も躍動するホークスを誌面を通じて楽しみましょう!!今月号は、特別付録に「内川聖一選手オリジナルポスター」が付いて、定価の580円で全国書店で発売中!!