ポップアップイベントとは?メリットや企画の進め方・スポーツを活用した事例を紹介

新商品やブランドの魅力を消費者に直接伝える手段として、近年「ポップアップイベント」に大きな注目が集まっています。
しかし、いざ開催を検討しても「ポップアップストアと何が違うのか分からない」「効果的な企画の立て方や集客方法が知りたい」と悩む担当者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ポップアップイベントの基礎知識から、開催するメリットや、企画から開催までの具体的な進め方を解説します。さらに、スポーツが持つ熱量を生かした、福岡ソフトバンクホークスならではの新しいアプローチ事例もご紹介します。
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この記事を読んでわかること
ポップアップイベントは、期間限定の場で商品・サービスの体験やブランドとの接点を提供する手法
認知拡大や顧客の声の収集、テストマーケティング、販売促進などに活用できる
目的とターゲットを明確にし、会場や体験コンテンツ、開催前後の施策を検討することがポイント
スポーツイベントの会場やOB選手を活用した企画も実施できる
目次[非表示]
ポップアップイベントとは
ポップアップイベントとは、商業施設やイベント会場などのスペースを利用し、期間限定で開催されるプロモーションイベントのことです。
ポップアップイベントでは、商品やサービスの展示・体験・サンプリングだけでなく、ワークショップやゲームなど、来場者が参加できるイベント企画を組み合わせることができます。
ポップアップイベントの目的
ポップアップイベントは、ブランドや商品の認知拡大、新商品のプロモーション、テストマーケティングなど、さまざまな目的で開催されます。
なかでも大きな特徴は、消費者にブランドの世界観や商品の魅力を「直接体感してもらえる」ことです。Web広告やSNSといったオンライン施策だけでは伝えきれない、商品の質感や香り、ブランドのストーリーなどを、五感に訴えかけるリアルな体験として提供できます。
こうした体験を通じて、ブランドへの好意形成やファン化を促すほか、その後のオンラインストアでの購買やSNSでの拡散といった具体的な行動につなげることも期待できます。
ポップアップストア・ショップとの違い
ポップアップストア・ショップとポップアップイベントの違いは、「販売の位置づけ」にあります。
ポップアップストアやポップアップショップは、期間限定の店舗として、商品の販売や売上の獲得を主な目的とするケースが一般的です。一方、ポップアップイベントは、ブランドの認知拡大やブランド体験の提供、話題化などに重きを置く傾向があります。そのため、会場内で直接的な商品販売を行わず、サンプリングや体験型の展示、フォトスポットの設置などを中心に構成し、中長期的な関係構築を目指すケースが多く見られます。
比較項目 | ポップアップイベント | ポップアップストア・ショップ |
|---|---|---|
主な目的 | ブランド体験の提供、認知拡大、話題化 | 商品販売、売上拡大、新規顧客の獲得 |
実施内容 | 体験型展示、サンプリング、ワークショップ、フォトスポットなど | 商品の展示・販売、限定品の販売、接客 |
販売の | 体験を通じて中長期的な販促につなぐ | 商品販売が中心となるケースが多い |
ポップアップイベントを開催する4つのメリット

ポップアップイベントは、その場での即時的な売上獲得を目的としなくても、ブランドの認知拡大から市場調査まで、多様なマーケティング効果をもたらします。
①ブランドの認知拡大やファン獲得につながる
メリットの1つ目は、非日常的な空間や限定企画によって来場者の興味を強く惹きつけられる点です。
楽しい体験や魅力的なフォトスポットは、来場者によるUGC(※)を生み出しやすく、情報の自然な拡散が期待できます。商品やサービスを実際に体験してもらうことで、ブランドの世界観やストーリーが直接伝わり、その場での接点をきっかけとしたリピーターや熱量の高いファンの獲得につながります。
※UGC(User Generated Content)とは、SNSに投稿される口コミ・写真・動画や、Q&Aサイト・レビューサイトなどにユーザー自身が投稿するコンテンツのこと。
②顧客の反応を把握し、商品・施策の改善に生かせる
2つ目は、来場者との直接的な対話を通じて、リアルな声を収集できる点です。
オンラインのデータだけでは見えにくい、商品の使い方への戸惑いや、デザイン・価格に対する率直な意見、商品やサービスに対する潜在的なニーズや課題などを、会話やアンケートから把握できます。また、イベントで得られた来場者数や参加状況などのデータも、今後の商品開発やマーケティング施策を改善するための貴重な判断材料となります。
③テストマーケティングとして活用できる
3つ目は、本格的な展開を前にリスクを抑えて市場の反応を検証できる点です。
新商品や新サービスを全国展開する前に、特定の地域やターゲット層に絞ってポップアップイベントを開催することで、市場のニーズを小規模で確認できます。地域ごと、あるいはターゲット層ごとの反応を比較し、今後の出店エリアの選定や販売戦略の精度を高めることに役立てられます。
④中長期的な販売促進につなげられる
4つ目は、イベントを起点として、将来的な購買行動を後押しできる点です。
商品の質感や香り、味わいなどを五感で体感してもらうことで、消費者の購買意欲を高める効果が期待できます。その場で商品を販売しない場合でも、イベント限定のサンプル配布やオンラインショップで使えるクーポンの提供、SNSアカウントのフォローや投稿に応じた特典などを組み合わせることで、イベント終了後の実店舗やECサイトへの誘導につなげられます。
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ポップアップイベントの企画から開催までの進め方

ポップアップイベントを実施する際は、目的とターゲットを明確にし「どのような体験を提供し、その後どのような行動につなげたいか」を踏まえて企画することが重要です。当日の体験だけでなく、事前の告知や開催後のフォローまで含めて計画します。
目的とターゲットを明確にする
まずは、「新商品の認知拡大」「既存顧客との関係強化」「テストマーケティング」など、イベントを通じて達成したい目的を明確にします。
そのうえで、年齢や性別、趣味・嗜好、ライフスタイルなどを基に、どのような層へ届けたいのかを具体化します。ターゲットを明確にすることで、足を運びやすい会場や関心を持ちやすいメッセージ、会場のデザインなどを検討しやすくなります。
会場を選定し、体験コンテンツを企画する
ターゲットが訪れやすい商業施設や、商品・ブランドと親和性の高いエリアなどから会場を選定します。
会場が決まったら、商品のサンプリングやフォトスポット、ブランドに関連したゲーム、ワークショップなど、目的に応じたコンテンツを検討します。ブランドの世界観を伝えるためには、会場の装飾やBGM、スタッフの接客などに一貫性を持たせることも大切です。
事前告知と事後のフォローアップを行う
ポップアップイベントでは、開催前後のコミュニケーションも重要です。開催前にはSNSやWeb広告、プレスリリースなどで情報を発信し、イベントの内容や魅力を伝えて来場を促します。オンライン広告を活用し、特定のエリアにいるユーザーへ告知する方法もあります。
イベント終了後は、会場で収集したアンケート結果を分析するほか、来場者へのお礼メールやSNSでの情報発信などを行います。イベント後も接点を持つことで、一過性の施策で終わらせず、その後の継続的な関係づくりや購買につなげやすくなります。
圧倒的な熱量を生かす!スポーツイベントを活用したポップアップイベント事例紹介
ポップアップイベントは、商業施設やイベントスペースだけでなく、プロ野球の試合会場など、多くの人が集まるスポーツイベントの場を活用して実施することもできます。
スポーツイベントでは、試合観戦を目的に訪れた多くの来場者と接点を持てるだけでなく、会場の熱気や高揚感との相乗効果で、一般的なポップアップイベントとは一線を画す企画を展開できます。
具体的には、PRブースの出展やOB選手を起用した集客イベントなど、スポーツならではの施策が挙げられます。
PRブースの出展
福岡ソフトバンクホークスでは、試合日に期間限定のポップアップイベント(PRブース)を出展できます。また、「鷹祭 SUMMER BOOST」や「ピンクフルデー」などのイベントデーへの出展も可能です。みずほPayPayドームでは、1試合当たり最大約4万人(※)の来場者が集まるため、多くの人との接点を創出できる点が特長です。
球場のコンコースや外周デッキにブースを設け、アンケート、抽選会、サンプリングなどを実施することで、試合観戦で気分が高揚し、ポジティブな感情を持った来場者へ自然な形でアプローチできます。
※改装により2026年7月27日(月)~2026年10月31日(土)の定員数は39,894人、2026年11月1日(日)以降は40,029人の予定です。
カルビー株式会社
ホークスへの協賛を活用したポップアップイベント企画として、カルビー株式会社では、PRブースで「じゃがいもつかみどり体験」を実施しました。
▼じゃがいもつかみどり体験(2025年実施)

アサヒビール株式会社
アサヒビール株式会社の事例では、みずほPayPayドーム内のPRブースを使って、選手肖像を使ったフォトスポットを設置し、写真撮影を通じた思い出作りをサポートしました。
▼選手肖像を使ったフォトスポット

このように、来場者が自ら参加したくなる体験型のイベントを開催することで、球場特有の熱気と連動した、記憶に残る効果的なポップアップイベントを実現できます。
OB選手を起用した集客イベント
また、ホークスのOB選手を起用したポップアップイベントで、トークショーや記念撮影会などを開催し、普段は接点の少ない層にイベントを知ってもらうきっかけをつくることもできます。
株式会社イズミ
商業施設「ゆめタウン」でOB選手を招いたトークショーでは、普段来店する機会の少ない層にも足を運んでもらうきっかけとなりました。OB選手を起用することで、ホークスファンをはじめとする新たな層との接点づくりに活用できます。
株式会社グリーンパワー
株式会社グリーンパワーでは、ホークスOBの攝津正氏をアンバサダーに起用しています。冠協賛(ゲームデースポンサー)を実施した試合日の当日は、PRブースに攝津氏が訪れ、ファンとの記念撮影を行いイベントを盛り上げました。
▼PRブースでの記念撮影

このように、ホークスのOB選手を活用することで、スポーツをきっかけとした集客や、新たな顧客との接点づくりにつなげられます。
ポップアップイベントに関するよくある質問(FAQ)
Q.ポップアップイベントの費用対効果を高めるには?
A.その場での売上だけでなく、来場者数や体験者数、SNSでの投稿数、アンケートによる見込み顧客情報の獲得数など、目的に応じたKPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)を設定して効果を確認することが大切です。
また、イベント終了後もWebサイトやオンラインストア、メールマガジンなどへ誘導し、継続的に接点を持てる仕組みを用意することで、その後の購買や問い合わせにつなげやすくなります。
Q.小規模な予算でも開催できる?
A.はい、規模や実施方法によっては、予算を抑えて開催することも可能です。
大規模な会場を自社で用意するだけでなく、レンタルスペースを活用したり、すでに多くの来場者が集まるイベントにPRブースを出展したりする方法があります。例えば、スポーツイベントの一角に出展することで、会場を一から用意せずに来場者との接点をつくることができます。
Q.ポップアップイベントの開催期間はどれくらいが一般的?
A.開催期間は、イベントの目的や商材、予算などによって異なります。新商品のプロモーションや話題化を目的とする場合は、週末などに合わせて短期間で開催する方法があります。一方、ブランドの世界観を体験してもらったり、より多くの来場者との接点をつくったりしたい場合は、2週間~1ヶ月程度の期間を設定することもあります。
まとめ
この記事では、ポップアップイベントについて以下の内容を解説しました。
ポップアップイベントとは
ポップアップイベントを開催する4つのメリット
ポップアップイベントの企画から開催までの進め方
圧倒的な熱量を生かす!スポーツイベントを活用したポップアップイベント事例紹介
ポップアップイベントでは、開催すること自体を目的とするのではなく、「誰に、どのような体験を提供し、その後の行動にどうつなげるか」を明確にすることが大切です。商品やブランドの特長に合った体験を用意し、開催前の告知やイベント後のフォローも組み合わせることで、継続的な顧客との接点づくりにつなげられます。
また、ポップアップイベントは商業施設やイベントスペースだけでなく、すでに多くの人が集まるスポーツイベントなどを活用する方法もあります。会場やイベントが持つ特性と自社の商品・サービスを組み合わせることで、新たな層に知ってもらう機会を創出できます。
『福岡ソフトバンクホークス』では、みずほPayPayドームでのPRブース出展をはじめ、OB選手を活用したポップアップイベントを展開できます。新たな顧客との接点づくりや商品・ブランドの認知拡大に、ホークスのスポンサーシップをご活用ください。




