スポンサーとは?通常の広告との違いや企業が得られる4つのメリットを解説

イベントやスポーツチームなどを支援する「スポンサー」という言葉をよく耳にします。この「支援」とは、見返りを求めずに社会貢献を行う「寄付」とは性質が異なり、明確なビジネス目的が存在します。
インターネット広告が主流となった昨今、企業がスポンサーになることは単なる広告枠の買い取りにとどまりません。ブランド認知の向上や顧客との深い関係構築、さらには従業員エンゲージメントの向上など、企業経営に多角的なメリットをもたらす「投資」として再評価されています。
この記事では、スポンサーシップの基本的な仕組みや広告施策との違いをわかりやすく整理したうえで、企業がスポンサーになるメリットを解説します。また、福岡ソフトバンクホークスの事例を交えながら、スポンサーシップをビジネスに活用する方法も紹介します。
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この記事を読んでわかること
スポンサーシップは単なる支援ではなく、企業のマーケティングやインナーブランディング施策として活用されている
スポンサーシップは広告施策とは異なる価値を持ち、ブランド価値向上や顧客との関係構築につながる
さらに、従業員エンゲージメント向上などの効果を期待できる
福岡ソフトバンクホークスのスポンサーシップ活用方法や事例がわかる
目次[非表示]
- 1.スポンサーとは?
- 2.スポンサーシップと一般的な広告施策の違い
- 3.企業がスポーツチームのスポンサーシップを活用する4つのメリット
- 3.1.①認知拡大とブランドイメージの向上
- 3.2.②顧客・取引先との関係構築
- 3.3.③従業員エンゲージメントの向上と採用強化
- 3.4.④地域貢献とCSR活動の推進
- 4.福岡ソフトバンクホークスならではのスポンサーシップの魅力と活用方法
- 4.1.圧倒的な動員力とメディア露出
- 4.2.ブランド力とファンコミュニティ
- 4.3.観戦体験の提供と野球を介した地域共創
- 5.ホークスのスポンサーシップ活用でビジネス課題を解決した事例4選
- 5.1.認知拡大・ブランドイメージ向上|株式会社イズミ
- 5.2.顧客・取引先との関係構築|辻󠄀・本郷 税理士法人
- 5.3.従業員満足度向上・採用強化|小久保製氷冷蔵株式会社
- 5.4.地域貢献・CSR活動の推進|株式会社グリーンパワー
- 6.スポンサーに関するよくある質問
- 7.まとめ
スポンサーとは?
スポンサーとは、スポーツチームやイベント、文化活動などを資金や物資、サービスの提供によって支援する企業や団体のことです。また、その支援活動や支援先との協力関係をスポンサーシップと呼びます。
スポンサーシップでは、スポンサー企業が広告掲出やスポーツチームやイベントのロゴ利用、プロモーション活動などの権利を得られるため、単なる支援活動ではなく、企業価値やブランド価値の向上を目的としたマーケティング施策として活用されています。

なお、スポンサーシップと混同されやすい「協賛」や「後援」との違いについては、こちらの記事で解説しています。
プロスポーツチームにおけるスポンサーの意義
プロスポーツチームのスポンサーは、試合を通じて熱狂や感動をファンと共有できる特別な存在です。
スタジアムでの看板掲出や冠試合の開催などを通じて、熱量の高いファンコミュニティへ直接アプローチできるため、企業はより強力なブランド認知とエンゲージメント(愛着)の獲得が期待できます。
さらに、スポーツチームとの関係性を通じて、ブランド価値の向上、販売促進、顧客との関係構築など多角的なビジネス効果を図ることが可能です。
スポンサーシップと一般的な広告施策の違い
スポンサーシップと一般的な広告施策は、いずれも企業のマーケティング活動に活用されますが、重視する価値やアプローチに違いがあります。
一般的な広告施策が広告枠を通じて企業のメッセージを発信することに強みを持つのに対し、スポンサーシップはスポーツチームやイベントとの関係性を活用しながら、共感や信頼の醸成につなげられる点が特徴です。
項目 | スポンサーシップ | 一般的な広告施策 |
|---|---|---|
特徴 | 支援先との関係性を活用して価値を伝える | 広告枠を活用してメッセージを届ける |
コミュニケーション | 共感や体験を通じた接点 | 情報発信が中心 |
効果 | ブランド価値向上や関係構築 | 認知拡大や販売促進 |
時間軸 | 中長期的 | 短期〜中期 |
代表例 | スポーツチーム協賛、イベント協賛 | テレビCM、新聞広告、Web広告 |
スポンサーシップと広告施策は対立するものではなく、それぞれ異なる役割を持つマーケティング手法です。短期的な認知拡大や販売促進を目的とした広告施策と組み合わせることで、企業価値の向上や顧客との関係構築までを含めた、より効果的なマーケティング活動が期待できます。
企業がスポーツチームのスポンサーシップを活用する4つのメリット

企業がスポンサーシップを活用するメリットは、認知拡大やブランド価値向上だけではありません。顧客や取引先との関係構築、従業員エンゲージメントの向上、地域社会への貢献など、さまざまな効果が期待できます。
①認知拡大とブランドイメージの向上
球場内の看板や選手のユニフォームなどに企業名やロゴを掲出することで、来場者だけでなくテレビ中継やニュースなどのメディアを通じた全国的な認知向上が期待できます。また、スポーツが持つ「情熱」「挑戦」「フェアプレー」といったポジティブなイメージと結びつくことで、自社の企業価値やブランドイメージの向上につながります。
②顧客・取引先との関係構築
VIPルームの利用権やプレミアムな観戦チケットなどのホスピタリティ権益を活用し、重要な取引先を招待できます。非日常空間で特別な体験を共有することで、通常の会議室での商談では得られないコミュニケーションが生まれ、BtoBビジネスにおいても顧客や取引先との関係構築に役立ちます。
③従業員エンゲージメントの向上と採用強化
自社がスポーツチームのスポンサーであることは、従業員の誇りやモチベーション向上(インナーブランディング)につながります。チームの勝敗や選手の活躍が社内での会話のきっかけとなり、コミュニケーションが活性化するほか、独自の福利厚生としてスポーツ観戦を提供したり、スポンサーであることを求人の際にアピールすることで、採用活動における差別化要因にもなります。
④地域貢献とCSR活動の推進
地域に根ざしたスポーツチームを支援したり、子どもたちに運動することの楽しさを伝えたりすることで、地域振興や青少年の健全育成に貢献できます。企業の社会的責任(CSR活動)を果たしている姿勢を社会全体にアピールでき、地域住民や自治体、ステークホルダーからの確かな信頼獲得につながります。
なお、スポーツチームのスポンサーシップがもたらすメリットについては、こちらの資料で解説しています。
福岡ソフトバンクホークスならではのスポンサーシップの魅力と活用方法
福岡ソフトバンクホークスのスポンサーシップは、球団が持つブランド力やファンとの接点、みずほPayPayドーム福岡の集客力などを活用しながら、企業の目的に応じた多様な施策を展開できる点が特徴です。ここでは、ホークスの魅力と活用方法について説明します。
圧倒的な動員力とメディア露出
年間445万人(※)が来場するみずほPayPayドーム福岡を活用し、多くのファンや来場者に向けた広告展開が可能です。また、テレビ中継やスポーツニュース、SNSなどを通じた情報発信により、球場来場者以外にも幅広くアプローチできます。ホークスの高い集客力と情報発信力を生かし、企業やブランドの認知拡大につなげられることが大きな特徴です。
※2024年11月~2025年10月/ホークス戦観客動員数とイベントやコンサートの来場者数の合計
ホークスの年間動員数や視聴率、イベントデータなどの具体的な数値は【最新】スポンサーシップとは?スポーツ協賛のメリットや企業の成功事例8選をホークスが解説でご確認いただけます。
ブランド力とファンコミュニティ
ホークスは九州を代表するスポーツチームとして、多くのファンから支持を集めています。スポンサー企業は、ホークスの球団ロゴやキャラクター、選手肖像などの球団資産を活用しながら、自社の商品やサービスの認知向上やブランド価値向上を図ることが可能です。
また、コラボレーション施策やキャンペーン企画の実施を通じてファンとの接点を創出できるため、単なる広告掲出にとどまらない継続的なコミュニケーションや関係構築につなげられます。
ホークスとのコラボレーション事例はこちらの記事で紹介しています。
観戦体験の提供と野球を介した地域共創
取引先へ、試合観戦やファン参加型イベントといった非日常の体験を提供することで、取引先との関係構築や従業員エンゲージメントの向上につなげられます。
また、九州・福岡に根ざした地域密着型の球団である強みを生かし、青少年育成や地域振興などの取り組みを球団を通して推進できることも特徴です。スポンサーシップを通じて地域社会との接点を広げながら、CSR活動の推進や企業イメージの向上にも寄与します。
CSR活動についてはこちらをご確認ください。
ホークスのスポンサーシップ活用でビジネス課題を解決した事例4選
実際に福岡ソフトバンクホークスのスポンサーシップを活用して、ビジネス課題の解決や成果を上げている企業の事例をご紹介します。
認知拡大・ブランドイメージ向上|株式会社イズミ

株式会社イズミでは、球場内での広告掲出やホークスとのコラボレーション施策を通じて、九州地域における認知拡大とブランドイメージ向上に取り組んでいます。
特に、センタービジョン下部のロゴ掲出は、地域住民やホークスファンへの継続的な情報発信につながっており、企業や店舗の認知向上に活用されています。また、同社のアンケートでは、ロゴ掲出が企業に対する信頼感や好意度の向上にも寄与していることが確認されています。
さらに、ホークスとの連携によるキャンペーンやイベント施策を通じて地域との接点を創出し、九州地域におけるブランド価値向上にもつなげています。
顧客・取引先との関係構築|辻󠄀・本郷 税理士法人

辻󠄀・本郷 税理士法人では、シーズンシート(年間指定席)を活用し、顧客との関係構築やコミュニケーション強化に取り組んでいます。
特別な観戦体験を提供することで、顧客との接点づくりや信頼関係の深化につなげており、通常の商談や打ち合わせとは異なるコミュニケーションの場として活用しています。また、スポンサーシップを通じた継続的な情報発信により、法人としての認知向上や信頼獲得にも取り組んでいます。
シーズンシート(年間指定席)は、従業員との交流や組織の一体感醸成にも活用されており、スポンサーシップの価値を多面的に生かしています。
従業員満足度向上・採用強化|小久保製氷冷蔵株式会社

小久保製氷冷蔵株式会社では、準冠協賛試合を実施し、従業員とそのご家族を招待しました。球場という非日常の空間でコミュニケーション機会を創出し、社内の一体感醸成につなげています。
また、「鷹祭 SUMMER BOOST」レプリカユニフォームへのロゴ掲出や協賛施策は、従業員にとっても自社ブランドへの理解や誇りを深める機会となっています。実際に、イベント期間中の取り組みを通じて従業員から前向きな反応が寄せられるなど、エンゲージメント向上にも活用されています。
スポンサーシップを販促や営業活動だけでなく、従業員との関係構築や企業文化の醸成にも生かしている事例です。
地域貢献・CSR活動の推進|株式会社グリーンパワー

株式会社グリーンパワーでは、環境保全活動の認知拡大を目的に、ホークスとのスポンサーシップを活用しています。
ホークスOBの攝津正氏をアンバサダーに起用した啓発活動や、冠協賛試合「モリンガプロジェクト始動メモリアルゲーム」の開催を通じて、環境問題や植樹活動への理解促進に取り組みました。また、試合会場での募金活動やPRブースの展開により、多くの来場者へ活動内容を発信しています。
スポンサーシップを通じて環境保全活動の認知向上を図るとともに、地域社会との接点創出やCSR活動の推進にも活用している事例です。
スポンサーに関するよくある質問
Q.スポンサーシップは企業規模に関係なく利用できますか?
A. はい。スポンサーメニューは、予算や目的に応じて選択できます。年間契約のほか、特定試合や特定イベントへの協賛など、さまざまな形態があるため、自社に合った内容を検討できます。
Q.ホークスのスポンサーになると、どのような権利が得られますか?
A.スポンサーには、球場内広告やユニフォーム広告などの広告掲出をはじめ、冠協賛、ロゴ・選手肖像の活用、VIPルームや観戦チケットなどのホスピタリティ権益など、さまざまな権利を得られます。企業の目的や課題に応じて活用方法を選択できます。
まとめ
この記事では、スポンサーについて以下の内容を解説しました。
スポンサーとは?
スポンサーシップと一般的な広告施策の違い
企業がスポーツチームのスポンサーシップを活用する4つのメリット
福岡ソフトバンクホークスならではのスポンサーシップの魅力と活用方法
ホークスのスポンサーシップ活用でビジネス課題を解決した事例4選
スポンサーは、単なる金銭的支援ではなく、企業の認知拡大やブランド価値向上、顧客・取引先との関係構築、従業員エンゲージメント向上などにつながるマーケティング施策の1つです。
また、広告施策とは異なり、スポーツチームやイベントとの関係性を通じて、ファンや地域社会との接点を創出できる点も特徴です。短期的な成果を目的とした広告施策と組み合わせることで、より効果的なマーケティング活動が期待できます。
『福岡ソフトバンクホークス』では、企業の目的や課題に応じて活用できるさまざまなスポンサーシップメニューを提供しています。自社の課題解決やブランド価値向上に向けて、スポンサーシップの活用を検討してみてはいかがでしょうか。




