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ウインターリーグが開催されるプエルトリコに空路向かう岩崎投手 |
ダメなら強制送還!岩崎翔投手が22日、ウインターリーグ参加のため福岡空港からプエルトリコへ出発した。「チームには右の先発が足りない。来年は開幕ローテに入れるにようにしたい」と抱負を胸にカリブ海へと旅立った。12月25日の帰国までカグアス・クレオールズの先発ローテの一員としてプレーする予定だが、同行する倉野信次2軍投手コーチ補佐は「成績次第では途中で帰される可能性がある」と説明。途中合流する大場翔太投手とともに、異国の地でメジャーを志す猛者たちとのサバイバルに突入する。
将来のエース候補と期待される3年目右腕は、今季6試合の登板で0勝3敗、防御率8.06にとどまり念願のプロ初勝利を逃した。「想像のつかない場所だけど、レベルの高い投手ばかりと聞いている。投球術も学びたい」。競争の中で来季へのヒントをつかむ。
課題の増量にも取り組む。現在の体重76kgから4kg増が当面の目標。「もし(食事が)おいしくなくても、たくさん食べようと思う」。2カ月間に及ぶ武者修行で生き残り、来季の開幕ローテ入りへ名乗りを上げる。