みずほPayPayドーム福岡の概要
外観
- 日本で初めての開閉式屋根を採用しており、九州最大級の全天候型ドーム施設として様々なイベントを開催している
- コンパスで描いたかの様な真円形(円形コロシアムスタイル)で、可動式屋根の重量を円形の建物で均等に支えることができる
(直径222m、フィールドから屋根までの高さ68m、ホームベースから真っ直ぐ外野の壁まで122m)
開閉式屋根
- 同じ大きさ・形の3枚の屋根があり、その内2枚が左右へ旋回移動し約20分間で開閉でき、全天候に対応できる
- 屋根間には1.7mずつの隙間があり、通常はゴム製のエアチューブ(アクティブシール)を膨らませて雨風を防いでいる
- ルーフオープンの条件は降水確率30%以下および屋根上空10m部分の管理風速が10m以下でホークスが勝利した場合のみ。年に数回、屋根を開けた状態で試合を行う「ルーフオープンデー」を開催している
グラウンド・アリーナ
- ピッチャーズマウンド:自動昇降式で、野球以外のイベントにも対応できる
- 土:黒土は熊本県松橋地域、赤土は福岡県久留米市の良質な土を使用している
- 人工芝:2017年よりロングパイル人工芝「フィールドターフHD」が導入している
- 照明:2014年よりLEDを688台配置しており、消費電力およびCO2排出量の削減や即時点灯、即時再点灯が可能である
- 外野フェンス:選手にとって怪我のリスクの少ない衝撃吸収性の高いラバー素材を使用している
- ダグアウト:エアウィーヴ社高反発マットレス使用し背もたれは小中学校の学習机をモデルにし直角に設計している
2009年に秋山元監督の「ベンチ内の雰囲気を明るくしたい」という要望から1塁側の天井は青空が描かれている
スクリーン
- ホークスビジョン:5つのビジョンが連動しており、ひとつなぎの合計表示面積(1923.1㎡)は屋内施設世界最大級
メインビジョンだけでも国内球場最大の大型映像システムで、多彩なシーンを臨場感たっぷりに演出できる
(センタービジョン表示部仕様:高輝度3in1LED表示性能→281兆色、65,536階調、上下左右合計240度の視認角度) - スカイスクリーン:2016年より導入された野球場としては国内初となる吊り下げ型ビジョンで外野席でも迫力の映像を楽しめる。
2018年には表示面積が2.4倍にパワーアップし、表示面積は469.8㎡
(表示部仕様:高輝度3in1LED 表示性能→281兆色、65,536階調、上下左右合計160度の視認角度)
コンコース・外周デッキ
- コンコース:1周660mで、各ゲートはドームへの来館を歓迎するのにふさわしい、野球や鷹、九州をモチーフにしたデザイン
2019年よりコンコース壁面には、映像モニターを260台以上設置し、グラウンド内の球場演出と連動した演出を楽しめる - 外周デッキ:1周800m・敷高地上43mで、BOSS E・ZO FUKUOKAやホークスストア、みんなのガーデンなどがあり、ボークパークとして、365日いつでも楽しむことができる
みずほPayPayドーム福岡規模
名称
みずほPayPayドーム福岡 / みずほPayPayドーム
所在地
福岡市中央区地行浜2丁目2番2号
アクセスはコチラ
建築主
株式会社福岡ダイエーリアルエステート
運営会社
福岡ソフトバンクホークス株式会社
工期
24ヶ月
総事業費
760億円
規模
階層
地上7階
敷地面積
84,603平方メートル
建築面積
70,000平方メートル
延床面積
176,000平方メートル
高さ
軒高:地上43m
最高部高さ:地上84m
アリーナ
アリーナ気積:約1,760,000立方メートル
フィールド面積:約11,813.6平方メートル(コカ・コーラシート部分含まず)
両翼:約100m
中堅:約122m
フィールド面からの高さ:68m
屋根
開閉方式:3枚屋根による旋回移動
直径:約212m
開閉面積及び開口率:約5,800坪(約60%)
開閉時間:約20分
駆動装置の機能:円周移動
収容人員
40,142人
駐車台数
約1,700台
経緯
- 1991年 4月1日 着工
- 1993年 竣工
- 1993年 4月2日 グランドオープン