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1回表1死、多幡選手に投げ込んだ下沖投手はバランスを崩す |
下沖勇樹投手は秋季キャンプのA組(1軍)切符をつかんだ。アジア大会日本代表との練習試合で先発し、5回を2安打1失点。5四球を出すなどリズムを崩すシーンも見られたが、キレのある変化球と140km/h台の直球のコンビネーションでなんとか踏ん張った。
試合後、小川一夫2軍監督から9日からのA組合流を告げられた。「悪いなりに低めに投げられたが、精度を上げるのが課題ですね」と気を引き締め直した。
ドラフト3位で入団。1年目の今季は2軍の11試合に登板し、2勝1敗1セーブだった。この秋はカーブ習得を試みるなど、レベルアップを図っていた。秋山幸二監督は「チャンスはいくらでもある」と奮起を促した。