試合情報

3連勝と本来の力を取り戻したソフトバンク、今日から敵地･Ｋスタ宮城に乗り込み、9連戦の最後のカードとなる楽天3連戦。
試合は1回に小久保のタイムリーで1点を先制したソフトバンクでしたが、その裏に2点を奪われ、逆転を許してしまいます。
それでも2回、本間がレフト線への2塁打、続く小斉がライトの頭を越えるタイムリー3塁打を放ち、試合を振り出しに戻します。更に3回には、2死3塁2塁から相手ワイルドピッチの間に1点を奪い、勝ち越しに成功。
しかしまたもその裏、楽天打線に捕まり、高須･横川の連続タイムリーで2失点。再び逆転を許し、序盤3回で1点のビハインドとなります。
するとＫスタ宮城に徐々に霧が立ち込め、6回裏･濃霧のため試合が一時中断。
21分間の中断から試合が再開し、ここから逆転へ打線を爆発させたいところでしたが、楽天の継投の前になかなか反撃のキッカケが掴めません。それでも1点を追う9回、勝利への執念が好調打線を奮い立たせます。先頭の本間、代打･大村のヒットなどで1死満塁と一打逆転の大チャンス。ここで川崎がレフト前へ2点タイムリー。土壇場9回で再び1点をリードします。
後はこのリードを守るだけでしたが、楽天の意地の前に三度同点に追いつかれ、ソフトバンク今季4度目の延長戦へ。
両軍一歩も譲らず、意地と意地とのぶつかり合い。絶対に落とせない試合は延長11回、小斉のヒット、仲澤の送りバントで1死2塁のチャンスを作ると、大村の打球はセンター前へ。プロ15年目ベテラン･大村の今季初打点となるタイムリーで貴重な1点をもぎ取ると、この回犠牲フライで更に1点。雨の降りしきる中、濃霧による中断を挟んだシーソーゲーム。4時間51分に上る激闘を総力戦で制し、歓喜の4連勝を勝ち取りました。
これでチームは勝率を5割に戻し、3位に浮上。更なる上を目指し、ソフトバンクの熱い戦いが続きます。