試合情報

ソフトバンクは連敗ストップへ向けて、前回登板で日本ハム相手に無四球･完封勝利を挙げたエース･杉内が先発。
その杉内は毎回のようにランナーを背負いますが、キレのある投球で要所を押さえていきます。しかし5回、1死3塁2塁のピンチで高口を詰まらせますが、打球はセンター前にポトリと落ち、先制点を奪われてしまいます。更にピッチャーゴロの間に1点を追加され、この回計2失点。
2点を追う打線は、反撃開始といきたいラッキー7の攻撃。大村の3塁強襲の内野安打などで2死2塁1塁のチャンスを作ると、本多が初球を狙い打ちし、センター前へタイムリー。1点差に詰め寄り迎えた8回には、1死3塁1塁から今日誕生日の松田が、レフト前へタイムリーを放ち同点。
完全に流れを引き寄せたソフトバンク。6回以降自分の投球を取り戻した杉内は、終盤を迎えても球威衰えることなく三振の山を築き、9回には圧巻の3者連続三振。
するとその裏、先頭の代打･本間が期待に応えセンター前ヒット、続く本多が送りバントを決め、1死2塁とサヨナラのチャンス。ここで打席の川崎が低めのスライダーを振りぬき、チームやファン･全ての想いが乗り移った打球は、センターの頭上を破るサヨナラタイムリー。終盤でも決して諦めないソフトバンク、今季5度目のサヨナラ勝利。ベンチからはナインが飛び出し、チーム一丸で掴んだ劇的勝利に喜びを爆発させました。
サヨナラの流れを生む好投を見せた杉内は、9回を投げぬき8安打･12奪三振･2失点。魂の143球、2試合連続の無四球完投で今季4勝目。また現在ダントツでリーグトップの80奪三振と今後もエース･杉内の投球から目が離せません。
連敗を｢3｣で止め、今カードを1勝1敗としたソフトバンク、明日もこの勢いで3連戦を勝ち越し、交流戦へ弾みをつけたいところです。