試合情報

連勝を｢3｣に伸ばしたソフトバンクは、チームのムードも上向き。今季･交流戦初の4連勝を目指し、巨人2連戦の2戦目に臨みます。
試合は1回、松中のタイムリー内野安打で1点を先制したソフトバンク。今日の先発は復活マウンドにかける新垣。
3者連続三振と最高の立ち上がりを見せた新垣でしたが、3回1死2塁とピンチを迎えてしまいます。しかしここで小久保が1塁線への鋭い打球を体を張って防ぐファインプレー。チームリーダーの闘志溢れるプレーで援護すると、新垣は5回まで毎回奪三振の好投で応えます。
すると守備で掴んだ流れが、今度は打線に乗り移ります。5回、ヒットで出塁した川崎を1塁に置き、松中が初球のストレートを豪快に一振り。目の覚めるような打球は、ライトスタンド上段へライナーで突き刺さる特大の第11号2ラン。
3点のリードを受けた新垣は、バックの好守備にも助けられ、7回まで3安打ピッチング。しかし8回、1点を返されたところで降板。さらに2番手･小椋も捕まり、この回計2失点で1点差に詰め寄られてしまいます。なおも9回、勢いの増す巨人打線の猛追撃に同点とされ、ソフトバンク･今季5度目の延長戦へ突入。
試合は延長12回、ホールトンがピリッとせず、寺内に痛恨のタイムリー3塁打を打たれ、勝ち越しを許してしまいます。しかし、ソフトバンクナインは誰も諦めません。1点を追う最終12回裏の攻撃、柴原･松田の連打などで1死満塁とすると、代打･森本が三遊間を破る起死回生の同点タイムリー。さらに2死満塁から川崎の打球は1塁後方へ大きく跳ね上がります。1塁ベースカバーに入った山口との競争となりますが、俊足･川崎の足が一歩勝り、サヨナラタイムリー内野安打。チームの不屈の闘志が劇的･逆転サヨナラ勝利を呼び起こし、巨人2連戦を2連勝。4時間35分の死闘を今季最多の19安打で制し、4連勝を今季6度目のサヨナラ勝利で飾りました。これで30勝に到達したソフトバンク、日本ハム･楽天と並び、交流戦首位タイに浮上しました。