試合情報

ソフトバンクの交流戦･最後のカードは、優勝へ向けて3位･巨人との大事な2連戦。チーム一丸で初戦をもぎ取り、今日は何としても白星を掴みたいところです。
試合は1回、本多のライトフェンス直撃の2塁打などで1死3塁のチャンスを作ると、松中が初球できっちりライトへ犠牲フライ。効率のいい攻撃で、大事な先取点を奪います。
ソフトバンクの先発は、3試合連続完投中のエース･杉内。1回に先頭の高橋由に2塁打を打たれますが、杉内は後続をビシッと片付けると、3回も1死3塁1塁のピンチで2者連続三振。その後も幾度とピンチを招きますが、要所を締めるエースの投球で巨人打線を無得点に封じ込めていきます。
そして打線の援護なくとも好投を続ける杉内は、1回に奪った1点を必死に守り、9回2死まで5安打･11奪三振とし、残るはあと一人。ここで迎える打者は代打･大道。しかし、杉内がフルカウントから投げた今日144球目を、大道にレフトスタンドへ運ばれ、まさかの同点ソロ。勝利目前のところで振り出しに戻され、ソフトバンク今季7度目の延長戦へ突入。
試合は、ソフトバンクが10回･11回とサヨナラのピンチを凌ぎ迎えた最終12回の攻撃。松田が低めの直球を捕らえ、右中間スタンドへ貴重な第7号･勝ち越しソロを突き刺し、再び1点のリードを奪います。
ところが、その裏に悪夢が訪れます。この回から代わった4番手･佐藤が、古城･鈴木尚に初球を連打され、無死3塁2塁と大ピンチ。ここも踏ん張り、勝利を手にしたいところでしたが、続く木村拓にも初球を狙われ、センターへサヨナラの2点タイムリー。またも勝利目前のところで、巨人の意地の前に痛恨のサヨナラ負けを喫してしまいました。
また今日、ソフトバンクと同率首位だった阪神も3位･日本ハムに敗れたため、ソフトバンク･日本ハム･巨人･阪神の4チームが同率首位に並びました。セ･パ交流戦の規定により同率に並んだ場合、昨年の上位チームが優勝。したがってソフトバンクが交流戦を制するには、最終戦で阪神が日本ハムに勝ち、ソフトバンクが勝利することが条件。優勝へ望みある限り、チームは明日の必勝を誓い、今季交流戦･最後の決戦に挑みます。