2008.06.22 SUN
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セ・パ交流戦は、ソフトバンク・日本ハム・巨人・阪神の4チームが同率で並ぶ、四つ巴の大混戦で最終戦を迎えます。交流戦の規定により、同率で並んだ場合、昨年の上位チームが優勝。従ってソフトバンクが優勝するには、ソフトバンク(昨年9位)が巨人(昨年2位)に、また阪神(昨年10位)が日本ハム(昨年1位)に勝利することが必須。今日は目の前の勝利だけを考え、想いを一つにこの決戦に臨みます。
その試合は1回、本多・川崎の連打から満塁のチャンスを作り、大村のタイムリー内野安打で、ソフトバンクが幸先良く1点を先制。しかし先発の和田が、2回に阿部に同点の一発を打たれると、5回にも高橋由に痛恨のソロを浴び、勝ち越しを許してしまいます。
このままでは終われないソフトバンクは1点を追う6回、松中が四球で出塁すると、2死1塁から大村が右中間を深々と破るタイムリー2塁打。1塁から激走した松中が還り、すぐに同点。
その後、終盤に入っても両軍一歩も譲らず、手に汗握る熱戦を繰り広げた試合は、同点のまま9回を迎えます。この回先頭の辻が内野安打で出塁すると、代打の金子が送りバントを決めるなど1死3塁2塁の勝ち越しの大チャンス。ここで本多の放った打球を、2塁手・寺内に捕られホームへ送球されますが、これがフィルダースチョイスとなり、3塁ランナー・辻が勝ち越しのホームイン。貴重な1点をもぎ取り、勝利をグッと引き寄せると、その裏を柳瀬・ニコースキーの継投で慎重に抑え込み、巨人との熾烈な戦いを制しました。
また、阪神が日本ハムを下したため、この大一番で最後まで強い気持ちを貫き通したソフトバンクが交流戦4年目にして念願の初優勝。今季交流戦を15勝9敗とし、1ヶ月間の苦しい戦いを乗り越え、ついに掴んだ初タイトル。この勢いで、まずはパ・リーグ制覇、そして悲願の日本一へと突き進みます。

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