

3位・オリックスにゲーム差なし、4位・日本ハムに1ゲーム差と迫られた2位のソフトバンク。今日の日本ハム3連戦の第2戦で眠れる打線を呼び起こし、クライマックスシリーズ出場へ向け、差を広げておきたいところです。
ソフトバンクの先発は前回登板で待望の初勝利を挙げた新垣。その新垣は1回2死まで抑えますが、稲葉に痛恨の先制ソロ。これ以上の失点は防ぎたい新垣でしたが、2回にも糸井にソロを浴び、2点差に広げられてしまいます。
更に4回には2死3塁1塁、5回にも2死満塁のピンチを迎えますが、ここで新垣が我慢強く投げ抜き、無失点で踏ん張ります。
しかし低迷を続ける打線は、天敵・武田勝から得点が奪えず、5回まで2安打・3度の三者凡退と苛立ちだけが残ります。しかし2点を追う6回、松中がついに武田勝を捕らえ、右中間スタンドへ反撃のノロシとなる第24号ソロ。ソフトバンク、33イニングぶりの得点を奪い1点差に詰め寄ります。この一発で目覚めた打線は更に7回、先頭・田上の2塁打を口火に1死2塁1塁のチャンスを作ると、途中からマスクを被った高谷がライトフェンス直撃の2点タイムリー2塁打。意地を見せるソフトバンクは、なおも2死2塁から仲澤がレフトフェンス直撃のタイムリー2塁打を放ち1点。この回打線復活で一挙3得点を奪い、逆転に成功。
継投に入ったソフトバンクは2点リードの8回、4番手・水田が金子誠のタイムリーで1点差とされますが、代わった5番手・三瀬が後続を断ち切り、リードを死守。9回にはこの1点を守るべく守護神・馬原が登板しますが、2死3塁1塁と一打同点のピンチ。しかし最後はボッツを本多の好守備でセカンドゴロ。ソフトバンク、投打ともに勝利へ執念を繋ぎ、日本ハムに見事逆転勝利を飾りました。
必死の想いで2位の座を守ったソフトバンク。1試合1試合を大事に白星を重ね、この試練をチーム全員の力で乗り越えたいものです。