試合情報

勝負の9月に入るも、なかなか波に乗り切れないソフトバンク。今日から本拠地･ヤフードームでロッテとの2連戦。ファンの大声援を力に、白星を掴みとりたいものです。
その試合の先発はホールトン。そのホールトンは、立ち上がりから緩急を巧みに使い、4回には3者連続三振。ロッテ打線を手玉に取る素晴らしい投球を見せ、5回も2者連続三振で簡単に2死。しかし、ここから連打を浴びリズムを崩すと、早川に先制のタイムリーを打たれ、1失点。
それでもその裏、先頭･大村の右中間への2塁打を足掛かりに1死3塁とすると、本多の1塁ゴロの間に3塁ランナー･大村が素早くホームに滑り込み、同点のホームイン。
続く6回に今江のタイムリーでロッテに1点を勝ち越されてしまいますが、ソフトバンク打線はここでもすぐに反撃開始。2死から小久保のライト前ヒットに、田上もヒットで続き、2死3塁1塁。ここで松田がレフト前へタイムリーを放ち、まずは同点。なおも勢いに乗り、続く大村のセンター前タイムリーで勝ち越し。この回怒涛の4連打で計2得点を挙げ、一気に逆転に成功します。
しかし7回、ホールトンがリードを守りきれず、オーティズに同点の一発。試合は両チーム譲らぬシーソーゲーム。そして同点で迎えた8回、ここから継投策に出たソフトバンクでしたが、2番手･水田がピンチを招くと、3番手･篠原がオーティズに2点タイムリー。終盤に重い2点のビハインドを負ってしまいます。
それでも負けられないソフトバンクは9回、粘りの打線が意地を見せます。先頭の松田が内野安打で出塁すると、続く城所の打球は前進守備のレフトを越えるタイムリー2塁打。土壇場で勝利への執念を見せ、1点差に迫ります。しかしその後、無死3塁のチャンスも後続が倒れてしまい、あと一歩のところで追いつくことが出来ず、接戦を落としてしまいました。
しかし、打線は12安打と2試合連続の2ケタ安打。また、怪我から戻ってきた多村が、4月25日以来･待望の1軍復帰。頼もしい大砲がチームに合流し、ソフトバンクが誇る多村･松中･小久保のＴＭＫクリーンナップがここに復活。
今こそ、ソフトバンクの底力を見せるとき。残り試合、戦う強い気持ちを結集させ、クライマックスシリーズへと全力で駆け抜けたいところです。