

連敗脱出し、順位を4位に上げたソフトバンク。クライマックスシリーズ進出へ向け、今カード・楽天3連戦の最終戦もきっちり白星で締めたいところです。
その試合は1回、ソフトバンク先発・杉内が立ち上がりを攻められ、フェルナンデス・セギノールに連続タイムリーを浴び、2点を先制されてしまいます。しかしその裏、ソフトバンク打線が奮起。2死から松中がヒットで出塁すると、小久保もヒットで続き2塁1塁のチャンス。更に松田がレフト前にタイムリーを放ち、クリーンナップの3連打ですぐさま1点を返します。
1点差に迫り、その後杉内は2・3回と3人ずつで片付け立ち直りを見せますが、4回リックにレフトスタンド・ギリギリへ11号ソロを浴びると、5回にはまたもフェルナンデスとセギノールのタイムリーで2失点。杉内はリズムを作れずに5回・5失点で降板。流れを断ち切ろうと、6回から2番手・佐藤が登板しますが、渡辺直にタイムリーを浴び6点目。
打線は2回に大村・田上の連打で無死3塁1塁、3回は先頭・森本の2塁打で無死2塁、更に6回にも先頭・松田のヒットから2死2塁1塁。8回も松田の2塁打で無死2塁と、ここまで5度も先頭打者を出し、何度もチャンスを演出しますが得点が奪えず、深刻なタイムリー欠乏症に泣かされます。すると9回に2点を失ってしまい、7点ビハインド。
しかしその裏、荒金のヒットと森本の内野安打などで2死3塁2塁のチャンスを作ると、代打・仲澤が意地のタイムリー。待望の1点を奪い一矢報いますが、終始試合の主導権を握られ、厳しい敗戦を喫してしまいました。
敗れはしたものの、毎回安打を放った打線は、相手より多い14安打。森本・松田が3安打・猛打賞、松中・大村も2安打を放ち、決定打不足に悩む打線に気合いを注入。
日本ハム・ロッテとの3位を争う戦いは、3チームが依然1ゲーム差内の混戦。投打共に精細を欠いてしまったソフトバンクは、明後日からロード6連戦。ここで上位へ浮上するために課題を早急に克服し、投打をがっちりと噛み合わせていきたいものです。