2008.10.07 TUE
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
R
H
0
7
1
7

 

ソフトバンク、今季最終戦は楽天との5位を決する大一番。しかも、今季限りでユニフォームを脱ぐ王監督のラストゲーム。今日は、今日だけは、何としても白星で飾りたいところです。
チームがいつもにも、増して熱い気持ちで臨んだ大事な試合。その試合で、今季の開幕投手も務めたエース・杉内が先発。その杉内は、序盤から力のあるストレートにブレーキの利いたカーブと緩急自在のピッチング。その後も、コースを突く丁寧な投球で楽天打線を寄せ付けず、前半5回を2安打の好投。しかし打線は楽天先発・田中から、大村が7試合連続となるヒットを放つなど5回まで4度出塁するも、後続が繋がらず両投手一歩も譲らぬ投手戦に。
何としても勝利へと意気込むソフトバンク。7回には、川崎が7月29日以来の打席に立つと、9回には1死2塁のチャンスで代打の小久保が登場。その小久保が左中間へ弾き返すも、一伸び足りずあと一本のところで得点することが出来ません。一方、杉内は後半に入ってからもキレは変わらず、これぞエースと言わんばかりの奪三振ショー。7回には山崎武から三振を奪い、日本ハム・ダルビッシュを抜き、最多奪三振のタイトルを獲得。杉内は、その後も強い気持ちで9回を一人で投げ抜き、4安打・11奪三振の熱投で、両軍無得点のままソフトバンク今季17度目の延長戦へ。
延長戦突入後、ソフトバンクは11回に1死2塁のピンチ。ここを4番手で登板した守護神・馬原が魂の無失点リリーフで踏ん張ると、最終12回の攻撃で1死2塁1塁のチャンスに4番・松中。しかし、思いっきり引っ張った打球は2塁手正面のゴロとなりダブルプレー。最大のチャンスを逸するとその裏、先頭の草野に2塁打を打たれてしまい、山崎武の打球は無情にも三遊間を抜け、レフト前へサヨナラタイムリー。ソフトバンク、最後の最後で想い届かず無念のサヨナラ負けを喫し、今季を64勝77敗3分の6位で終えました。
ソフトバンク、チームの、そしてプロ野球界の一時代を築いた王監督へ勝利を贈ることが出来ず。しかし、常勝軍団に育て上げた名将・王監督が、チームに残した想い・チームに刻んだ闘志を受け継ぎ、来季へと日本一の夢を繋げます。

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート