

昨日の阪神2連戦の初戦は、勝利を目前にしながらも、延長12回・規定により悔しい引き分けに終わったソフトバンク。今日の第2戦はしっかりと白星を挙げ、まずは交流戦・初勝利を掴みたいところです。
ソフトバンクの先発は、勝ち星に恵まれずも抜群の安定感を見せているホールトン。そのホールトンは1回、2四死球で2死2塁1塁といきなりピンチを迎えますが、ここはコースを突く丁寧な投球で新井を見逃し三振。続く2回には、先頭打者に死球を与えるも、後続をダブルプレー。これでリズムに乗ったホールトン、その後は打たせて取るピッチングで序盤3回を無安打の好投。
すると打線はその裏、ヒットで出塁した川崎が2塁盗塁を決め、相手エラーで1死3塁1塁のチャンス。ここで小久保のショートゴロの間に、3塁ランナー・川崎がホームイン。ソフトバンク、試合を左右する大事な先制点を奪います。
1点の援護を受け、その後も好投を続けるホールトン。5回に初ヒットこそ許すものの、リードを守り抜き、阪神打線を翻弄。ところが7回、2死から狩野にレフトスタンドへ第2号ソロ。痛恨の一発を浴び、同点に追いつかれてしまいます。
それでもホールトンの好投に何とか応えたい打線は、直後の7回裏に先頭の森本がレフト前ヒット。続く本多の送りバントなどで1死2塁1塁のチャンスを作ると、オーティズがセンター前へ貴重な勝ち越しタイムリー。勝利へ向けて、大きな1点をもぎ取ります。
再び1点のリードを奪ったソフトバンク。その後、8回登板の2番手・ファルケンボーグが気迫の無失点リリーフを見せ、9回に昨日のリリーフ失敗の雪辱を賭けて守護神・馬原が登板。しかしその馬原が、1死3塁2塁からショートゴロの間に1点を失い、まさかの2試合連続・リリーフ失敗。9回に同点に戻されてしまい、試合は昨日に続き延長戦へ突入します。
連夜の延長戦となった試合は10回。今日こそ勝利へと燃えるソフトバンクは、4番手・摂津が阪神・上位打線をねじ伏せ、チームを奮い立たせると、その裏に先頭の松中が一振り。4番手・江草の3球目を捕らえた打球は、そのまま右中間スタンドに突き刺さり、第9号・サヨナラソロホームラン。2試合連続となった延長戦も、最後は4番の一発で熱戦に終止符を打ち、ソフトバンク今季5度目のサヨナラ勝利。ヤフードームは歓喜に沸き、交流戦・連覇へ向けた価値ある一歩を踏み出しました。