

昨日、西武3連戦の初戦を落とすも、最後に粘り強さを見せたソフトバンク。西武ドームに移り、今日・明日の2試合は、「ライオンズ・クラシック2009」として黄金時代のユニフォームに袖を通した西武と対します。
ソフトバンク・先発は、交流戦・MVPを獲得したエース・杉内。その杉内は1回をわずか8球で三者凡退と、立ち上がりから好調。すると2回、打線がすぐさま杉内を援護。先頭・多村が西武先発・石井一の初球を狙い打ちし、センターバックスクリーンへ第5号・先制弾。更に長谷川の左中間への2塁打などで1死3塁とし、好調の田上がセンターへ大きな犠牲フライ。昨日の粘りを今日に繋ぎ、幸先良く2点を先制します。すると続く3回には、1死3塁1塁から小久保が詰まりながらもセンター前へタイムリー。ソフトバンク、1点を追加し序盤で3点のリードを奪います。
ところが4回、ここまでヒット1本に抑えてきた杉内が、栗山に内野安打を許すと、2死から中村にセンターバックスクリーン左へ第23号2ラン。これで1点差に詰め寄られた杉内、しかし動揺一つ見せず、後続を空振り三振。反撃に転じる西武打線をねじ伏せます。
この杉内の力投に何としても応えたい打線は6回、2死から松田が左中間突破の2塁打、続く田上がセンター前へタイムリーを放ち1点。その裏に、中島のタイムリー2塁打で再び1点差に迫られるも、7回に松中・小久保の四死球で2死2塁1塁とし、多村がセンターの頭上を破る2点タイムリー。リードを3点に広げ、追いすがる西武を一気に突き放します。
ここから継投策に入ったソフトバンク。7回を2番手・攝津、8回を3番手・ファルケンボーグが危なげなく無失点リリーフ。すると3点リードで迎えた9回の攻撃、1死満塁から松田の走者一掃となる3点タイムリー3塁打などで、計4得点。7点差をつけ完全に試合を決めると、最後は4番手・水田がきっちり無失点。ソフトバンク、西武3連戦の第2戦を12安打・10得点の快勝で飾り、リーグ戦再開後・初勝利を手にしました。
先発した杉内は、6回を4安打・8奪三振・3失点と好投。自身3連勝で今季8勝目を掴みました。また好調打線は、2試合連続の2ケタ安打。中でも松田が3安打・猛打賞で3打点、多村も9試合ぶりの本塁打を含む2安打・3打点の活躍。
これで西武との今カードを1勝1敗のタイに戻したソフトバンク。明日の第3戦、ペナントレース再開後・最初のカードを必ず勝ち越し、リーグ優勝を狙うチームの強さを見せ付けたいものです。