

ペナントレース再開後・最初のカードを勝ち越し、勢いに乗るソフトバンク。今日は本拠地・ヤフードームで、オリックス3連戦の初戦に臨みます。
その試合は1回から、好調・ソフトバンク打線が大爆発。まず先頭の本多が右中間突破の3塁打で出塁すると、続く川崎がレフト線へタイムリー2塁打。1・2番コンビの連打で幸先良く1点を先制し、なおも無死満塁から小久保がレフト前へ2点タイムリー。更に長谷川もタイムリーを放ち、この回ヒット5本・打者8人の猛攻で一挙4得点。一度火がついたら止まらない打線は、2回にオーティズがレフトスタンドへチームトップとなる第12号2ランを放つと、3回には今度は多村が左中間スタンドへ豪快な第6号ソロ。猛打が爆発するソフトバンク、序盤のうちに大量7点のリードを奪います。
また、投げては先発・大隣がテンポの良い投球で、序盤3回を無失点の好投。4回に坂口・大引の連打で1点こそ失うも、後続をキッチリと封じ、ここは最少失点で乗り切ります。その後、大隣はランナーを出しながらも落ち着いたピッチングを続け、オリックス打線に反撃の隙を与えず、試合はそのまま終盤へ。
そして迎えた8回、再びソフトバンク打線が猛打を発揮。先頭・多村の2塁打と長谷川の四球で無死2塁1塁とすると、松田・田上の連続タイムリーで計3点を追加。なおも攻め立て無死2塁1塁から、川崎のタイムリー2塁打で更に1点。その後もチャンスは続き、村松・松中のゴロの間にも2点を加え、この回大量6得点。序盤の大量得点で終始、試合を優位に進めたソフトバンク。今季最多・13得点の猛攻、先発・大隣の8回・1失点の好投と、投打が噛み合う理想的な展開で、オリックス3連戦の初戦を見事勝利しました。
打線は、勢い止まらず今季最多タイの16安打で4試合連続の2ケタ安打。中でも、川崎は3安打・猛打賞。本多・オーティズ・小久保・多村・長谷川・田上の6選手が2安打・マルチヒットと、切れ目のない打線の繋がりを見せています。また、好投を続けた先発・大隣が、8回を6安打・6奪三振・1失点の投球内容で、5月24日以来の今季3勝目。
6月・最終戦を白星で締めくくり、これでチームは3連勝。6月を13勝5敗と大きく勝ち越し、貯金も今季最多の「12」に更新。首位タイをしっかりキープしたソフトバンク、チーム一丸の戦いを続け、このまま7月攻勢へと一気に突き進みます。