

昨夜の勝利で連敗を止め、再び単独首位に立ったソフトバンク、今日はロッテ3連戦の最終戦。ロードでの試合をしっかり勝利で締めくくり、ホームで待つファンの元へ帰りたいところ。
その試合のソフトバンク先発は、現在5連勝中と波に乗っているホールトン。ところがそのホールトンは1回、西岡の先頭打者ホームランで1点を先制されると、続く2回は福浦にライトスタンドへ第2号2ラン。ロッテの一発攻勢に遭い、早くも3点のビハインドを負ってしまいます。
そのホールトンを何とか援護したい打線でしたが、ロッテ先発・小野の前に4回までノーヒット。しかし5回、キャプテン・小久保がチーム初ヒットで檄を飛ばすと、長谷川が左中間フェンス直撃の2塁打。ここでスタートを切っていた1塁ランナー・小久保が一気にホームを狙いますが、相手・好返球に阻まれてしまいタッチアウト。得点が奪えず、嫌なムードが立ち込めます。それでも気持ちを奮い立たせ、2死2塁から田上のレフト前タイムリーで1点。一度はチャンスを逃すも、粘りの打線で2点差に詰め寄ります。
点差を縮め、ここから勢いに乗りたいソフトバンク。続く6回には松中・小久保・多村の3連打で2死満塁、7回には四球で出塁した村松が、気迫のヘッドスライディングで2塁盗塁を狙うなど、逆転へ向けて執念を見せますが、追加点を奪うことが出来ません。
それでもホールトンが、ロッテ打線を4回以降・ノーヒットピッチング。8回まで126球を投げ、4安打・9奪三振・ホームラン2本による3失点と、先発の役割をしっかり果たします。
この力投に何としても応え、逆転勝利を挙げたい打線は2点を追う9回。まずは先頭・小久保が四球で出塁すると、代走の城所が相手の隙を突き2塁へ進塁。最後まで諦めず、ロッテ・5番手のシコースキーを攻め立てますが、反撃もここまで。序盤の3点をひっくり返せず、ロッテに悔しい敗戦を喫してしまいました。
2連勝とはいかなかったソフトバンク、これで2カード連続の負け越し。更に日本ハムの試合が、今日は雨天中止となったため、勝率で抜かれゲーム差無しの2位に転落。
しかし、明日からは本拠地・ヤフードームで、チームとファンが一体となる「鷹の祭典2009」。再び首位の座を奪い返すべく、ホームの熱い声援を力に変え、オールスター前・最後のカードとなる楽天3連戦を3連勝で決めたいものです。