

ロードでの3連戦を終え、ホームへ戻ってきたソフトバンク。今日からは、ヤフードームがこれまで以上の熱気に燃える「鷹の祭典2009」。玄界灘ブルーのユニフォームに身を包み、オールスター前・最後のカードとなる楽天3連戦に臨みます。
その初戦、ソフトバンク・先発は前回登板で好投した大隣。ファンの大声援を受け、今季5勝目を狙います。
その大隣は、立ち上がりをテンポ良く三者凡退に抑えるも続く2回、先頭の山崎武にレフトスタンドへ第18号ソロ。楽天に1点を先制されると、4回には鉄平のライトフェンス直撃の3塁打から、草野のレフト前にポトリと落ちるタイムリーで1点。6回には再び山崎武に今日2本目となる第19号ソロを浴び、リードを3点に広げられてしまいます。
一方のソフトバンク打線は、楽天先発・永井の前に前半5回まで単発の3安打と、なかなかチャンスを作ることが出来ません。
しかし3点を追う6回裏、ついにソフトバンク打線が反撃を開始。先頭・村松のセンター前ヒットなどで1死2塁1塁のチャンスを作り、オーティズが三遊間をしぶとく破るレフト前タイムリー。これで1点を返し、なおも1死満塁とチャンスを広げると、打席にはキャプテン・小久保。その小久保は甘く入ったストレートを右中間へ弾き返し、3塁ランナー・川崎がホームイン。更に2塁ランナー・オーティズもホームを狙いますが、一度躊躇してしまいホーム・タッチアウト。1点差に迫るも、あと一歩のところで同点に追いつくことが出来ません。
その後7回に渡辺直のタイムリーで2点差とされたソフトバンク。再び楽天に流れが傾きかけますが、続く8回を2番手・攝津が圧巻の3者連続三振。完璧なリリーフで流れを引き寄せるとその裏、本多・川崎の連打で無死3塁1塁とし、森本のショートゴロ・併殺崩れの間に1点。ソフトバンク、終盤に粘り強さを発揮し、すぐに1点差に戻します。
逆転・サヨナラ勝利を狙う、9回裏・ソフトバンクの攻撃。チーム全員が気持ちを奮い立たせますが、ここで楽天はなんと田中を抑えとしてマウンドへ。勢い付いていた打線は、その田中の前に三者凡退。後半の追い上げも届かず、楽天3連戦の初戦を勝利で飾ることは出来ませんでした。
ソフトバンク、「鷹の祭典2009」の初日に白星を掴めず、チームはこれで2連敗。明日は必ず連敗をストップさせ、ヤフードームに勝利の花火を打ち上げたいものです。