

楽天3連戦の2戦を終え、悔しい連敗を喫しているソフトバンク。同一カード3連敗を阻止すべく、今日の最終・第3戦は何としても白星で締めたいものです。
その試合は1回から、ソフトバンク打線が大爆発。1死から川崎が右中間へ3塁打を放つと、松中がライト線タイムリー2塁打。早々と1点を先制すると、続く小久保が楽天先発・永井のカーブを完璧に捕らえ、レフトスタンドへ突き刺す第13号2ラン。なおもたたみかける打線は、多村・オーティズの連打などで2死2塁1塁とし、田上のレフト前タイムリーで1点、更に続く本多のタイムリーと相手タイムリーエラーで2点を追加。この回、打者一巡の猛攻で大量6得点を奪います。
勢いに乗る打線は2回にも、小久保が高めのストレートを弾き返し、左中間スタンドへ第14号ソロ。小久保の2打席連続アーチで7点目を挙げると、4回には多村・長谷川のタイムリーでこの回計2得点。攻撃の手を緩めず大量9点差をつけ、試合を優位に進めます。
一方、ソフトバンク先発の藤岡は、大量リードにも集中切らさず、3回まで楽天打線をノーヒット。4回に山崎武の25号ソロで1点こそ失うも、5回まで1安打の快投。しかし8点リードの6回、無死満塁のピンチから山崎武の2点タイムリーなどでこの回計3失点と、5点差に縮められてしまいます。
それでも勢いが衰えることのない打線は7回、明石がセンター前へタイムリー。更に1死3塁1塁から川崎の3塁ゴロの間に1点追加。この回計2点を加え、7点リードと楽天を突き放します。
ところが8回、このまま大量リードを守りたいところでしたが、2番手・三瀬がセギノールのタイムリーなどで2点を失うと、代わった3番手・攝津も代打・憲史に2点タイムリー。楽天打線の猛反撃に遭い計4失点と、たちまち3点差に迫られてしまいます。
それでも直後の9回、再びソフトバンク打線が爆発。明石が2打席連続タイムリーを放ち、松中がレフトスタンド・ポール際へ第19号3ラン。ダメ押しの4点を加えると、裏を4番手・ファルケンボーグがしっかり無失点。ソフトバンク、今季最多となる19安打・15得点の猛打爆発で乱打戦を打ち勝ち、連敗を「2」でストップさせました。
また打線は、今季初の先発全員安打。中でも3安打・猛打賞で3打点を挙げた小久保は2本塁打、2安打・4打点の松中も1本塁打と、松中・小久保のMK砲が炸裂。
猛打が甦ったソフトバンク。明日からはロード6連戦の2カード目となるオリックス3連戦。真夏の熱い戦いへ、ここから連勝を重ね、復活した打線でチームを活気づけていきたいところです。