2009.08.27 THU
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今カード、悔しい2連敗を喫してしまったソフトバンクは、ロッテ3連戦の最終・第3戦。今日こそしっかり勝ち星を掴み、連敗をストップさせたいものです。
その試合で、今季初勝利を狙う大場が8月6日以来の先発マウンドに登ります。その大場は、序盤3回を落ち着いた投球でロッテ打線をわずか1安打に封じる好投。しかし4回にリズムを乱し、無死2塁から井口にタイムリーを打たれると、更に1死3塁で福浦にはレフトへ犠牲フライ。この回計2失点で、ロッテに先制点を許してしまいます。それでもその後、立ち直った大場はランナーを出しながらも粘りの投球。力投を続け、味方打線の奮起を辛抱強く待ちます。
この大場の踏ん張りに何とか応えたいソフトバンク打線。しかし、ロッテ先発・成瀬の緩急を巧みに織り交ぜたピッチングの前に、3回以降ノーヒット。なかなか反撃の糸口を掴めぬまま、試合は終盤を迎えます。
それでも2点ビハインドの7回、ついに反撃を開始。1死から多村が高めの変化球を一振り。完璧に捕らえた当たりは、外野がほとんど動かず、レフトスタンド上段へ飛び込む第14号ソロ。多村の反撃のノロシを上げる一発で1点差に詰め寄ると、9回に先頭・小久保のヒットなどで1死2塁1塁のチャンス。ここで代打・明石が起用に応え、ライト線へ起死回生の同点タイムリー2塁打。土壇場で脅威の粘りを見せ、試合を振り出しに戻します。するとその裏を3番手の攝津が無失点に抑え、ソフトバンク・今季12度目の延長戦へ突入。
延長戦に入り、打線は幾度のチャンスであと一本が出ず、勝ち越し点を奪えず。しかしリリーフ陣は10回に1死満塁、11回には2死2塁1塁、12回にも2死2塁と再三サヨナラのピンチを背負うも、攝津・馬原の気迫の投球とチーム一丸の守りで無失点。ロッテとの4時間25分の熱戦、両チーム一歩も引かぬ攻防は、延長12回規定により、ソフトバンク・今季4度目の引き分けとなりました。
勝敗つかずも、先発の大場は7回を投げ抜き4安打・2失点と、先発の台所事情が苦しいチームにとって大きな収穫。また、今日1盗塁の本多がリーグトップに躍り出る36盗塁、2盗塁の川崎がリーグ2位タイの35盗塁と、自慢の足で塁上をかき回しチャンスを演出。
今日の試合で首位・日本ハムが勝利したため、ゲーム差が「4.5」に広がってしまったソフトバンク。明日からは敵地・札幌ドームに乗り込み、その日本ハムとの3連戦。逆転優勝へ望みを繋ぐ大事な戦い、是が非でもここで3連勝を決めたいものです。

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