2009.08.30 SUN
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ソフトバンク、引き分けを挟み今季初の4連敗。0勝2敗で迎えた首位・日本ハム3連戦の第3戦。今日こそ目の前の勝利を掴み、同一カード3連敗だけは何としても阻止したいところです。
その試合の先発は、自身3連勝中と好調のエース・杉内。その杉内は、序盤からキレのあるストレートと変化球を駆使し、3回まで5奪三振。日本ハム打線を寄せ付けない快投で、味方の攻撃へいいリズムを作ります。
すると4回、先頭・本多の2塁打と川崎の送りバントで1死3塁のチャンス。ここで続くオーティズがストレートを弾き返し、センター前へ先制タイムリー。ソフトバンク、欲しかった先取点を奪います。
しかしその裏、ここまで好投していた杉内が突如捕まり、無死2塁1塁からスレッジにレフト線へ2点タイムリー。これで日本ハムに逆転を許してしまいますが、杉内はその後の無死3塁1塁のピンチで3者連続三振。我慢強い投球で切って取り、1点差で踏ん張ります。更に6回には満塁のピンチを背負うも、ここも気迫の投球で無失点。試合は、そのままソフトバンク・1点ビハインドで終盤へ入ります。
このエースの力投に何とか応えたい打線。しかし、4回以降・毎回ランナーを出すものの得点には結びつかず。それでも首位・日本ハムに対し、もうこれ以上負けられないソフトバンクは8回、先頭の森本がライトフェンス直撃となる3塁打で出塁すると、続く本多がレフトへきっちり犠牲フライ。これで同点に追いつき、なおも攻め立てる打線は、川崎・オーティズの連打と小久保の敬遠四球で1死満塁と再びチャンス。ここで多村が右中間へ大きなフライを放ち、タッチアップから3塁ランナー・川崎が勝ち越しのホームイン。ソフトバンク、この回計2点を奪い一気に逆転に成功します。
これで1点リードと変わり、ここから勝利へ向け継投に入ったソフトバンク。8回を2番手・摂津が無失点に抑えると、9回は守護神・馬原がきっちり三者凡退。日本ハムとの1点を争う緊迫した接戦を執念で競り勝ち、ついに連敗を脱出させました。
先発の杉内は、7回を7安打・10奪三振・2失点の力投。自身4連勝でリーグ2位タイの今季13勝目を飾りました。また2試合連続の2ケタ・10安打と、繋がりを取り戻しつつある打線は、本多・オーティズ・森本がそれぞれ2安打・マルチヒット。中でも、逆転の口火となる3塁打を放った森本は、打線を鼓舞する粘りのバッティングでチームの勝利に大きく貢献。
この一勝で嫌な空気を振り払い、首位・日本ハムとのゲーム差を再び「5.5」としたソフトバンク。明後日からは本拠地・ヤフードームに戻り、ホーム6連戦・最初のカードとなるオリックスとの3連戦。ここで確実に連勝を重ね、首位を走る日本ハムを一気に追い詰めたいところです。

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