試合情報

チーム一丸の勝負強さで現在2連勝中のソフトバンクは、今日からヤフードームに西武を迎えての3連戦。まずは初戦をしっかり取り、連勝を伸ばしていきたいところです。
その試合で先発は、前回登板で西武から勝利を挙げているジャマーノ。ところがジャマーノは2回、銀仁朗に先制タイムリーを打たれてしまうと、片岡にもレフト線へタイムリー2塁打を打たれ、この回計2失点。
一方、西武先発の岸と対した打線は、立ち上がりからチャンスを作りながらもあと一本が出ず、なかなか攻撃のリズムを作り出すことが出来ません。それでも4回、先頭の小久保が高めに浮いたカーブを見逃さず、左中間スタンドに叩き込む第17号ソロ。キャプテン･小久保が反撃のノロシを上げ、1点差に詰め寄ります。
すると、リズムを取り戻したジャマーノが、緩急を巧みに使い持ち前の打たせて取る力投で、3回以降･無失点投球を続けます。
ソフトバンク、試合はそのまま1点ビハインドで終盤へ。しかし7回、先頭打者に内野安打を許したジャマーノが降板すると、2番手･佐藤が1死2塁から栗山にセンター前タイムリー。更に続く8回には、3番手の藤岡も捕まり、1失点。中継ぎ陣がピリッとせず、リードを3点に広げられてしまいます。
しかし、ここから不屈の闘志を見せるソフトバンク。直後の8回裏に、小久保の犠牲フライで再び2点差に戻すと、迎えた9回裏の攻撃。先頭･明石の今日3安打･猛打賞となるヒットを皮切りに、1死2塁1塁から川崎のライト線を切り裂くタイムリー2塁打で1点差。なおも1死3塁2塁とし、続くオーティズがレフトへ同点の犠牲フライ。土壇場で追いつき試合を振り出しに戻すと、更に2死2塁のチャンスで打席には小久保。その小久保の引っ張った打球はレフト線に弾み、2塁から川崎が一気にホームイン。最後まで諦めない想いを繋いだソフトバンク、勝利への気持ちを貫き、今季8度目のサヨナラ勝利。ヤフードームは劇的･逆転勝利に沸き、これでチームは3連勝。
打線は2ケタ･12安打。中でもサヨナラタイムリーを放った4番･小久保は、本塁打を含む2安打･3打点と大活躍。ここまでチームでただ一人･全試合出場を続けるベテランが、悲願のリーグ優勝へ向け、背中でナインを引っ張ります。
全員野球で勝ち続けるソフトバンク。勝負の9月、更に力をひとつにし、このまま逆転Ｖへと突き進みたいものです。