

4連勝と連勝街道を突き進むソフトバンク。今日も大勢のファンで埋まるヤフードームで、同一カード3連勝を賭け、西武3連戦の第3戦を戦います。
その試合で、自身4連勝中のエース・杉内が満を持してマウンドへ。その杉内は1・2回、西武打線を3人ずつで片付けると、3回2死3塁のピンチでも動じず無失点。落ち着いたピッチングで、リズムを作ります。
するとソフトバンク打線はその裏、先頭の明石がチーム初ヒットとなるレフト線への2塁打で出塁すると、本多の送りバントが相手フィルダースチョイスを誘い、無死3塁1塁のチャンス。ここで続く川崎のショートゴロの間に、3塁ランナー・明石が生還。ソフトバンク、序盤で先制点を入れ、1点のリードを奪います。すると続く4回には、松中が右中間スタンド中段へ打った瞬間に分かる第22号ソロ。足の痛みに負けない主砲のチーム単独トップとなる一撃で、リードを2点に広げます。
その後5回、杉内が2死から1点を返され1点差となってしまいますが、勢いに勝る打線は6回、今度はキャプテン・小久保が内角のストレートを一振り。大きな弧を描いた打球は、レフトスタンドに突き刺さる第18号ソロアーチ。続く7回にも、粘りの打線で1死満塁とし、オーティズがレフト前へ2点タイムリー。ソフトバンク、終盤で4点差をつけ、勝利をグッと引き寄せます。
投げては中盤から奪三振ショーを展開したエース・杉内が、8回まで3安打・1失点の好投で西武打線を寄せ付けず。9回は2番手の攝津が、四球でランナーを許すも、最後はダブルプレー。終始ペースを握り、西武に快勝したソフトバンク、同一カード3連勝を飾り、これで連勝を「5」に伸ばしました。
11奪三振の快投を見せた先発の杉内は、3試合連続の2ケタ奪三振と貫禄の投球内容。更に自身5連勝で、日本ハム・ダルビッシュに並ぶハーラートップタイの14勝目。打っては、松中・小久保が8月13日以来・今季4度目のMKアベック弾。全5得点の内、4得点がクリーンナップのバットから生まれ、打線は依然好調。また2塁手・本多が、幾度のファインプレーで魅了し、ヤフードームのムードも最高潮。
首位・日本ハムが楽天にサヨナラ負けを喫したため、これでゲーム差は「3.5」。投打の歯車がガッチリと噛み合い、怒涛の快進撃を見せるソフトバンク。いざ頂点へ、更なる快進撃で逆転優勝への望みを繋ぎます。