試合情報

9連戦の初戦を快勝で飾り、2連勝とチームの状態も上向きのソフトバンク。今日はスカイマークスタジアムでオリックス3連戦･第2戦。しっかりと連勝を伸ばし、まずは今カードの勝ち越しを決めたいところです。
その試合でソフトバンクは、1軍復帰後･2試合目の登板となる和田が大事な先発マウンドに登ります。ところがその和田が立ち上がりからまさかの大乱調。1回、2死2塁からローズにライトスタンド上段へ第21号･先制2ラン。すると3回には、先頭･岡田にレフトスタンドへ第7号ソロ。更にローズのライト前タイムリーで1点を失うと、なおも無死満塁から続く下山には左中間スタンドに痛恨の一発。和田は、この回･満塁弾を含む2本のアーチなどで計6失点。前回登板したロッテ戦に続く3被弾となり、3回途中･8失点で今季最短の降板となってしまいます。
ならば、中盤から立て直しを図りたいソフトバンク。しかし完全に火が付いてしまったオリックス打線の前に、4回に2番手･神内が1点を失うと、5回には3番手･藤岡が後藤に第3号ソロ。中継ぎ陣も一度傾いた流れを変えられず、前半で重い10点差を付けられてしまいます。
また一方の打線は、3回に森本のヒットなどで2死2塁、4回には小久保の2塁打から2死3塁1塁とチャンスこそ作りますが、オリックス先発･近藤のキレのある投球の前にあと一本が出ず無得点。
すると後半に入った6回、藤岡が下山のタイムリーで更に1点を加えられ、大量11点のビハインドとなってしまいます。
それでも、このままでは絶対に終われないソフトバンク。7回から登板した4番手･大隣が三者凡退で流れを食い止めると、8回の攻撃でその意地を見せ、2死2塁から満身創痍の松中がセンターの頭上を破る気迫のタイムリー。勝利への執念を貫き、ついに待望の1点をもぎ取ります。この1点を猛追撃へと繋げたいところでしたが、しかし打線は9回も続投した近藤の前に得点を奪えず。ソフトバンク、投打が上手く機能せず、オリックスに苦い大敗を喫してしまいました。
これで今カードを1勝1敗のタイに戻され、チームの連勝は｢2｣でストップ。しかし日本ハムも揃って敗れたため、首位と2.5ゲーム差はそのまま。逆転優勝を飾るためにも、連敗だけは何としても避けたいソフトバンク。早急に課題を修正し、明日は絶対に白星を掴み取りたいものです。