2009.09.19 SAT
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手痛い3連敗を喫してしまったソフトバンクは、敵地・西武ドームで西武3連戦の第2戦。今日こそ打線を奮起させ、何としても連敗を止めたいところです。
その試合は3回、ソフトバンク打線が西武先発の岸を攻め立て、1死満塁と絶好のチャンス。しかし、後続がダブルプレーに倒れてしまい、惜しくも先制ならず。するとその裏、ソフトバンク先発のホールトンが、後藤に第5号ソロを打たれ、逆に西武に先制点を許してしまいます。
しかし直後の4回、先頭のオーティズが岸のカーブを完璧に弾き返し、レフトスタンドへ飛び込む同点の第18号ソロ。ソフトバンク、西武に傾きかけた流れをオーティズの豪快な一発で引き寄せ、すぐさま試合を振り出しに戻します。これで勢いを掴んだ打線は続く5回に、長谷川の2塁打と田上の送りバントで1死3塁。ここで明石がファウルで粘った9球目をレフトへきっちり犠牲フライ。堅実な攻撃で1点を奪い、勝ち越しに成功します。
これで1点リードと変わり、迎えた6回。なおも勢いを増す打線は、絶妙なバントヒットで出塁した川崎が、盗塁を決め1死2塁のチャンス。ここで小久保がレフトのグラブを弾くタイムリー2塁打を放ち、1点を追加。更に2死2塁から、多村の芯で捕らえた打球は、弾丸ライナーでレフトスタンドに突き刺さる第17号2ラン。この回中押しの3点を加えリードを4点に広げると、続く7回には川崎のセンター前タイムリーで1点。ソフトバンク、4回以降・毎回得点で一気にたたみかけ、5点のリードを奪います。
また投げては、尻上がりに調子を上げたホールトンが、テンポのいい投球を続け、4回以降・無失点。ヒットは打たれても連打は許さず、要所を締める力投で反撃の隙を与えません。8回まで投げ抜いたホールトン、そして5点差のまま迎えた9回は、この回から代わった2番手・攝津が1死満塁のピンチを背負うも、最後は注文通りのダブルプレー。ソフトバンク、先発・ホールトンの好投に打線も効率のいい攻撃と、投打がガッチリ噛み合う快勝で、連敗を「3」でストップ。これで西武との今季対戦成績は12勝9敗2分。明日の最終戦を残し、宿敵・西武に今シーズンの勝ち越しを決めました。
連敗ストッパーの役割を見事に果たした先発のホールトンは、8回を5安打・4奪三振・無四球。本塁打のみの1点に抑え、今季11勝目。また打っては、川崎がタイムリーを含む2安打・マルチヒット。更に1盗塁を決め、本多と並びリーグトップタイの今季41盗塁目をマーク。
日本ハムが勝ったため、首位とのゲーム差は「4.5」と変わらずも、ついに流れを変える大きな一勝を掴んだソフトバンク。目の前の一戦一戦を集中して戦い、ここから逆転優勝への快進撃をスタートさせたいものです。

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