2009.09.25 FRI
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ペナントレースも残り9試合。2連敗を喫し、もうこれ以上負けられない2位・ソフトバンクは、今日から首位・日本ハムとの直接対決3連戦。逆転優勝へ望みを繋ぐ大事な天王山を戦います。
その初戦の先発マウンドに、ここまで今季11勝と波に乗り、日本ハム戦・今季4勝0敗と相性抜群のホールトンが登ります。そのホールトンは1回、ランナーを背負うものの後続をダブルプレーで打ち取る上々の立ち上がり。しかしその後はコントロールが定まらず、毎回のごとくピンチを迎えるホールトン。それでも、強い精神力と高い集中力で、日本ハム打線を無失点に抑えていきます。
そのホールトンを早めに援護したい打線。ところが、先頭打者の出塁から何度もチャンスを作り出すも、日本ハム先発・藤井に後続を断たれ、あと一歩のところで先制点を奪うことが出来ません。
試合は両軍スコアボードにゼロを並べ、1点を争う緊迫したせめぎ合い。8回から継投に入ったソフトバンクは、好投・ホールトンの後を継ぎ2番手・攝津がマウンドへ。その攝津は日本ハム・上位打線から力強いストレートで三振を奪い、この回を三者凡退。リズムを作る好リリーフを見せるとその裏、川崎の四球、更にオーティズの右中間への2塁打で1死3塁2塁と得点のチャンス。ここで4番・小久保が勝負を避けられ、1死満塁。しかし後続の松中・多村が倒れ無得点に終わってしまうと、9回には1死2塁1塁のサヨナラチャンスでもダブルプレー。ホームが遠く、試合は両軍無得点のまま延長戦に入ります。
ソフトバンク、今季14度目の延長戦。10回からマウンドに上がった3番手・馬原が、ピンチを背負うもキレのあるフォークを武器に、2イニングを無失点。すると、負けがなくなった最終12回裏の攻撃。先頭・田上のヒットなどで2死3塁2塁とし、打席にはキャプテンの小久保。しかしその小久保は高めの直球にフルスイングするも、空振り三振。ソフトバンク、首位・日本ハムと4時間40分の大熱戦、まさに天王山にふさわしい激闘も、再三のチャンスをモノに出来ず、延長12回規定により、負けに等しい引き分けに終わってしまいました。
これで首位とのゲーム差は「3.5」と変わらず、日本ハムとの直接対決は3連戦・残り2戦を含む計3試合。逆転Vの希望が遠のく手痛い引き分けを喫してしまったソフトバンク。残り8試合に最後まで諦めない全力プレーを貫き、微かな光に全てを託したいものです。

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