2009.09.27 SUN
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ソフトバンクは、2試合連続で4時間40分以上の延長戦を戦い抜くも、なかなか結果が出せず、引き分けを挟み3連敗。4.5ゲーム差と首位・日本ハムの背中が遠のき、絶対に落とせない今日のカード・最終戦。
この大事な試合の先発マウンドを託されたのは、前回のロッテ戦で好投した大隣。その大隣は、立ち上がりの1回に四球などで無死2塁1塁とピンチを招くも、ここを無失点に乗り切ると、その後は本来の投球を取り戻し、4回までノーヒットピッチング。毎回の6奪三振を奪うなど、日本ハム打線を完璧に封じ込めていきます。
これで流れを作ると、打線もその大隣を援護。4回、先頭の本多がヒットで出塁すると、続くオーティズが真ん中高めの直球を一振り。レフトスタンドへ第20号2ランを突き刺し、ソフトバンクが2点を先制します。更に6回、そのオーティズが右中間突破の2塁打を放ち、バッテリーの隙を突き3塁へ盗塁をすると、これに慌てた日本ハム先発の武田勝が3塁へ悪送球。相手タイムリーエラーでオーティズが一気にホームに還り、果敢な走塁が中押しの1点を呼び込みます。
3点のリードを貰った大隣。ところが終盤に入った直後の7回、ここまで内野安打・1本に抑えてきた日本ハム打線に捕まってしまい、高橋・スレッジの連打などで1死3塁2塁。それでもこのピンチを、犠牲フライの1点のみで凌ぐと、2点リードの8回に打線が2死2塁のチャンスを作り、小久保のセンター頭上を破るタイムリー2塁打。チームの勝利を最も願うキャプテンの一打で、再びリードを3点に戻します。
大きな1点を加え、試合は9回。今季・初完投を目指す大隣が9回のマウンドへ登りますが、1死3塁1塁のピンチを招いてしまい降板。ヤフードームに嫌な空気が立ち込めるも、しかしここは代わった2番手・馬原が日本ハムの反撃を1点で退ける気迫のピッチング。ソフトバンク、首位・日本ハムとの直接対決3連戦の最終戦で、ついに欲しかった一勝を掴みました。
投げては、先発・大隣が9回途中を5安打・8奪三振・2失点で今季8勝目。更に最後を締めた馬原が、9月3日以来となる29セーブ目をマーク。打っては、オーティズがホームランを含む2安打・マルチヒットなど、全得点に絡む大活躍。これで日本ハムに対し、あと1試合を残し対戦成績は12勝10敗1分。見事、今季の勝ち越しを決め、首位とのゲーム差も再び「3.5」に戻しました。
この一勝を、何としても逆転優勝への原動力に変えたいソフトバンク。またクライマックスシリーズのマジックも「3」とし、明後日からは敵地・Kスタ宮城で0.5ゲーム差に迫っている3位・楽天との4連戦。クライマックスシリーズを優位に行うべく、気の抜けないペナントレース終盤の戦いが続きます。

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